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阿呆

大好きなミュージシャンの好きに影響されて
小笠原鳥類や内田百閒を読む

分かるけど分からない
面白味はあるが苛つく
万人受けからは程遠い

しかしこれらも
売れているのだ買われているのだ

どういうことなのだろう
こんなにふざけているのに
ふざけているとしか思えないのに

私の本は浅くてどうしようもないのだろうか
私だって読まれたい

しかし
こういう世界を存分に楽しむ力があるからこその
あの人なのだろう

小笠原鳥類も内田百閒も分からないままに望めることではないのだろうが
生きているうちに対談などできるような人間になりたい


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