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特色ある保育は本当に必要?

どうも!保育士園長まゆあです。

保育業界、様々な法人が存在し、各園特色のある保育を行っています。

話を聞いていると「よく取り入れたな」と思う事もありますが、本当にそれらは必要なことなのでしょうか?

今回はそんなお話をしていきます。
しばしお付き合いくださいませ。


保育で行われる「特色のある保育」

日本全国様々な保育園が存在し、各園特色のある保育を行っています。

他園との差別化を図ろうと取り組みを考えている保育園も多く、

例えば

・知育玩具を大量に用意しふんだんに使う
 ・図書館の様な場所を用意し絵本を貸し出す
 ・体操教室やリトミック、ダンス教室など習い事
 ・国語や算数、英語などのお勉強
 ・農業体験、坐禅、太極拳、異文化交流

など、いろいろな取り組みを行っている保育園があります。
(上記の例は一例です)

自園の周りの保育園でも特色のある保育が行われており、話を聞くたびにすごいなぁと思ってしまいます。


本当にそれは「必要なこと」?

各園、様々な想いを込めて取り入れている(はず)と思うので、それらが良い悪いという話はここではしません。

ただ、「本当にそれが必要なこと」なのか、というのは常に頭の片隅において考えてほしいことだと思っています。

なぜそんなことを言うかというと、長く続くと「思考停止状態になる」可能性があるからです。

・前々からやっていたから
・今更変えるのは難しいから
・変える事を保護者に説明するのが…

こう言うふうに思ってしまうと変えられるものも変えられません。

時代の移り変わりはとても速いです。
保育に関しても5年前、10年前と比べて保育の制度も変わっています。

また、保育に対する世間の目も変わってきていますし、保護者の考えや働き方などもどんどん変化しています。

今までやってきたことがその時は良かったけど、将来はどうなるか分からないですよね?

各園の特色を出す中で、「本当に必要なのか」と言う視点は忘れてはならないものなのです。

もちろん、保育が指針にも沿っており、こどもたちも進んでやりたい!と思うような取り組みであれば大いに行うべきであり、こどもたちの成長に大きく寄与するものになると思います。


こどもは遊びの中で多くのことを学ぶ

こどもは遊びの中で多くのことを学びます。

特色のある保育ももちろん大事かもしれません。
ただ、特色を出す前に保育の内容を見直して実践をすることが必要なのではないでしょうか?

保育所保育指針では「遊び」と言う言葉が多く使われ、保育におけるこどもの成長発達に必要不可欠なものになっています。

遊ぶことで様々な事に興味を抱き、学び、力を身につけ、生きる力もつけていく。

実は特別なことをしなくてもこどもはしっかりと成長できるのです。

こう考えると「特色のある保育が本当に必要なのか?」という問いに向き合う必要が出てきそうだと思いませんか?

今すぐに変えるのが難しくても、保育園ごとに考えるきっかけになればと思います。


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