Vol.7 食べることは、生きること。保育士時代に得た学びを活かして「食」にフォーカスした活動を。
15年間勤めた保育園を辞め、現在は「でこぼこマーケット」でオーガニック野菜の販売・不定期の料理イベントを行っている、立田 千恵子さん。地元・江戸川区を食の観点から盛り上げたい、農家の応援をしたい…そう思うようになったキッカケは、ご自身の保育士時代にあるそうです。今回は、立田さんがどのような経緯で今の活動を始めたのか、お話をうかがいました。
一度離れて改めて気付いた
「保育士をしたい」という自分の気持ち
小学生から保育士に憧れていた私は、高校生の時に保育園のボランティアを自ら探して参加しました。ですが、高校卒業後は進路を変更し、大学で語学を学んで海外で秘書として勤務。帰国した時にボランティアで参加した園を訪れ、改めて保育士になることを決意、保育士の道へ。
実際に働いて気付いたのは、保育士は、家庭でのいちばんの宝を預かる尊い仕事。そして、体も、頭も心も自分の持っているものをフル活用できる仕事だということ。自分らしく、自然体で、子どもたちと暮らしを共にする日々が心地良かったです。
保育園での学びを軸に、
「でこぼこマーケット」をスタート
勤めていた保育園では食育を大事にしていて、自分もそこに共感していました。「食べることは生きること」という教えを目の当たりにする中で、「食」にスポットを当てた仕事に興味を持ち始めるように。そこで、15年間お世話になった園を退職して始めたのが「でこぼこマーケット」。規格外やワケありで廃棄されてしまう野菜の販売や、それらを使ったごはんを提供するイベントを不定期で開催しています。
「本当に良いもの」を選択できる
そんな理想を目指して
「でこぼこマーケット」は、子育て世代をターゲットにしています。廃棄予定だった野菜を使うことで農家さんの応援になりますし、子どもや保護者の方が、環境問題や農家さんの抱える問題について考えるキッカケになると嬉しいですね。
さらに、この活動を通して、消費者の方が「自分はこれが欲しい」「生産者を応援したい」など、値段以外の理由で「良い」と思った食材を選択できるようになればと思っています。
※立田千恵子さんの活動はこちらのSNSからご覧いただけます
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