研修を企画する時に大切なこと⑤
研修を企画する時に大切なことの一つは、「試させる」時間を設けることです。
多くの研修は次のような構造になりがちです。
「研修で学ぶ→現実場面で試す」
ところが、研修は温泉のようなもので、研修中はあたたまって「よし、やってみよう!」と思うのに、研修後はその思いが冷めてしまって実践につながらないということが起きます。
そこで、研修中に「試させる」時間を設けることが大切です。
たとえば、コミュニケーションに関する研修では、様々なワークを通して体験をしてもらいます。
丁寧に聴くこと、伝えること、相手にフィードバックをすること、フィードバックをもらうこと、自己開示すること、等です。
コミュニケーションについて研修中に試し、いつもとは違う周りの反応を感じることで、新しいコミュニケーションを身につけることができます。
研修の場で、小さな成功体験ができると、研修で学んだことが日常での実践につながりやすくなります。