#30 保育の営みを分かち合う。

生活を生活で生活へ

子どもから出発する保育環境を目指すと、見栄えはせず、何が起こっているか見ているだけではわからないといったことが起こりやすいです。商業的な保育から離れることの素晴らしさを感じる一方で、伝わらなさに悩んでいる方もいるのではないでしょうか?

子ども一人ひとりのドラマ(物語)がある。が、これだけでは伝わりにくいですよね。

私たちも日々の保育を営むうえで大切にしていること、考えていること、起こっていることを保護者の皆さんに知ってほしいと思うけど、できたかできないかだけで育ちをとらえていないため、見てもらうだけではわかりにくい場面があります。

送迎時のコミュニケーションを活かすのはもちろんなのですが、その他に、保護者と保育者が共に子どもの育ちを願い、支え、寄り添うパートナーとして歩んでいく関係を醸成していくことを意図して、園だよりに、保育理念に含まれている「人生を生き抜く力」を題材にしたミニコラムを掲載しています。

今回は半年分のミニコラムを一挙に紹介します。

6月|人生を豊かに生き抜く力〜完了する力〜

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私にとっての「保育」という存在にも向き合っていきたい。子どもにとっての「保育」も、保護者や社会にとっての「保育」も考えていきたい。その営み…

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