「介護業界を変える!」 貧しさが育てた強い意志(1)
ほほえみグループの代表を務める、杉浦慶教。
全国で難しいとされていた、
小規模多機能型施設の運営をいち早く成功させるなど、
業界で知られた存在です。
屈託のない笑顔が評判の杉浦ですが、こう見えて苦労人です。
これから数回に分けて、杉浦を紹介いたします。
初回は杉浦の原点についてです。
1969年、杉浦は名古屋市で生を受けました。
幼いころから、母と姉の三人暮らし。
母親は自宅で託児所を営んでいました。
しかし、生活は厳しいものでした。
収入は安定せず、明日のこともどうなるか分からないような毎日でした。
食事の度に、杉浦が母から言われた言葉があり、
それを杉浦は鮮明に覚えています。
「次も食べられるかわからないから、今、しっかり食べておきなさい。」
このような厳しい生活環境の中で、杉浦の芯の強さは育まれていきました。
社会人になっても、なかなか仕事に恵まれませんでした。
生活は苦しい状態が続きました。
しかし、杉浦はじっとチャンスを待っていました。
杉浦は母と同じく、起業の道に進もうとしていたのです。
そして、そのチャンスはやってきました。
次回へ続く。
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