『フランス・ハ』を観た。
『フランシス・ハ』
内容も忘れてしまったし、もう一回観てみよう。
軽い思いつきで観たのがきっかけで、今ではだいすきな作品の一つになった。
どこにでもいるような二人の若い女性を中心に物語が展開していく。フランシスはダンスカンパニーの研究生として、ソフィーは出版社で働きながら、二人はNYで一緒に暮らしていた。
ひょんなことからルームシェアを解消し、別々の人生を歩み出す二人から、私はのっぴきならないほどの親近感を抱いた。私と私の友人との関係によく似たものを感じたのである。
ルームシェアはせずとも、私にはソフィーのような友達がいる。大学時代に出会った彼女は、数少ないなんでも話せる唯一の友人だ。なんでも自分で決めて、やると決めたことはとことん貫き通す、努力を惜しまない彼女から私もたくさん刺激をもらってきた。
完全に陰の要素を持つ私と、常に陽のマインドを保持する彼女とでは全く正反対の性格であるのだが、これが案外気が合うのだから不思議だ。
作品中のフランシスは、私そのものだった。友人の人生と自分の生活を比べてみたり、何か良いことがあるとすぐに舞い上がってしまうところなんて本当にそっくりだ。そんな彼女が私の中でずっと言葉に出来なかった、長年ずっと追い求めていた答えのようなものを、心にゴーンと大きな鐘を鳴らすように教えてくれたのがこのセリフである。(以下劇中訳引用)
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