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考えごと日記 その33 『岩倉具視』を読んで幕末明治維新を考える

やはり幕末明治維新のキーマンは岩倉具視なんだな。岩倉は朝廷内での身分は決して高くはなかったが、安政5(1858)年の「神州万歳堅策」、そして万延元(1860)年の「和宮降嫁に関する上申書」で、孝明天皇からの信頼をガッチリとつかむ。

そして文久2(1862)年、岩倉と大久保一蔵が初めて会見。さらにその4年後の慶応2(1866)年、パークスと西郷吉之助が初めて会見する。これで以下の徳川包囲網が完成する。

英国 = パークス = 薩摩藩(西郷・大久保)= 岩倉具視 = 孝明天皇

ここに長州藩というガソリンが注がれ、岩倉・西郷によって着火されたのが戊辰戦争である。岩倉が主人公の小説やドラマがあってもよさそうだが、う〜ん、この男は幕末の最重要人物でありながら、なんだろ、どちらかというと陰で糸を引くタイプ……

表舞台を彩る華がないんだろうな……きっと。


(注意)これはしょせんド素人の見解なので、話半分で読んでください。


「岩倉と大久保の最初の会見があった」


「天皇と岩倉の関係は、相当に緊密なものだった」



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