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どうする?負動産の実家3「姉妹の合意」

父の緊急入院、脳梗塞からの経過
2016年11月。
脳梗塞の発作で入院した父は、当初は体のバランスがとれず、歩くのにもふらついていたけれど、順調に回復してきました。

若い看護学生がいたのも楽しかったらしく、この頃はいつもご機嫌で、
わたしが行くと「いつもありがとう!」と声をかけてくれていました。

実家片付け ごみ処理センターへ通う日々
わたしはと言えば、長期間実家に滞在し、(当時、まだ父の車があったので)、大量の不用品を、地域のごみ処理センターに持ち込んだり、持ち込めないものは粗大ごみの日のたびに、運び出していました。こういうものは、後でまとめて業者さんに持って行ってもらえば、いっぺんに片付くと、頭ではわかっていました。

実家にわたしの居場所や人生はない
でも、実家にいる間のわたしは、暇なのです。実家にわたしの居場所や人生はありません。この長期滞在でそのことをしみじみ感じました。ここは、父のために帰省するだけの場所だから、時間を持て余してしまう、余計なことも考えてしまう。読書や手芸では埋まらない空白がありました。

その結果、せっせと実家を片付けることに時間を費やすことにしました。体力もあり、まだ若かったんだなと思います。今では、あんなことはやれないなぁ。

粗大ごみは処理センターに電話連絡をして、
「次回の粗大ごみの日に、タンスや、布団など大量の粗大ごみを出すけれど、大丈夫ですか?」と聞いておくことは大事なことでした。あまりに量が多くて、粗大ごみのトラックはピストン搬送してくれることになりました。

わたしには姉妹がいるので、実家片付けの前に、まず姉妹の同意が必要だと思いました。その時点で、姉妹で合意しておいたこと、わかっていたこと

1・今後、父は実家で一人で暮らすことはできない。
2・この父名義の実家は、父が死ぬまで売ることはできない。
3・わたしたち姉妹は、この実家に戻ってくることはない。
4・この実家を放置しておくことはできない。
5・決して負動産にしない。

この点で、姉妹の考えが一致していて良かったと思いました。最初から一一致していたわけではありません。つづきは下記で。




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