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どうする?負動産の実家18 ただで改修2

空家となったうちの実家が、アートイベント会場に選ばれたワケ
振り返ってその理由を考えてみました。

1・片付け完了の古家
「あの家は、とりあえずモノがないよね~」
と地域に知れ渡っていたことでした。

田舎では、空き家になった家を、片付けないで放置していることが多いです。都会では、内見してもらって家の売却が決まったら、ごっそり業者にトラックで持っていってもらうというスタイルが多いと思います。

けれど田舎、それも限界集落では、売却が先に決まるということはまずなくて、不動産業者も仲介してくれないから、物件が広く知れ渡ることもありません。

業者は、販売価格の数パーセントの仲介手数料を取るけれど、例えば100万円の売却物件なら、仲介手数料はすずめの涙。そんな物件を仲介しようという不動産業者はいないわけです。

賃貸に出す場合もしかり。家賃が格安なので、通常の不動産業者は扱ってくれない。だから、まぁ放置しとくか、ということになることが多いようです。固定資産税も安いしね~、というのも放置しやすいポイントのひとつ。

積極的になんとかしようと思えば、空家バンクなどに登録し、売却や賃貸の方法を探ります。

父が「施設には絶対入らん!」と言い続けて、脳梗塞→入院→施設入所となったので、父が死ぬまで売却はできないことはわかっていました。賃貸で借りてくれる人を探すには、まず片付けです。

とにかく捨てる!捨てる!
ただごとではない量を捨て、家の窓を開け放ち、どんどんモノを捨てました。そんな実家は人目をひいたと思います。

女手ひとつでは、なかなか進まないので、何ヶ月もずっと、帰省のたびに何かを粗大ゴミにだし、庭先でゴミの分別をしていました。見かねて軽トラでごみ処理場に運んでくれたご近所さんもいました。

通りがかりの車の中から、よく声をかけられました。
「お父さんの具合はどう?すごい荷物やなぁ」

つづきは19で。https://note.com/hoho1064/n/n51de98724f2e


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