見出し画像

どうする?負動産の実家17 ただで改修

2018年春から秋。別棟と母屋をイベント会場に貸し出す
イベント会場として貸し出すなら、別棟をただで改修してあげます!」
こんな話あるだろうか?あるんですねー、びっくりです。
片付けがんばったご褒美ですね。

その経過を資料を元に振り返ってみます。

2018年6月。
近所の方を経由して、「地域おこし協力隊」の方からお電話をいただき、
イベントの開催要項や、当方への希望を記したペーパーを頂きました。

それによると、このイベントは

・8~9月開催。
・県や県の芸術祭主催のアートイベント。
・協力は、地元の観光協会。
・財源は、県費、実行委員会の自主財源、財団法人の民間助成金。
・イベントの目的は、
単なるアートイベントにとどまらず、空き町家を掃除して開放し、
アート展示を行い、イベント終了後には、
その物件の活用を所有者や地域で考えるきっかけを作ること。
↑↑↑
ここが、大切なポイントでした。
まさに、うちの実家にぴったり。

「これまでの開催地では、きれいになった空き町家に店舗が入ったり、
移住者が転入して、にぎわいを回復している地域もみられ、地域活性化の手段のひとつとして、注目されています」との文言が目に刺さる!

イベントに参加するアーティストの方が、集落を下見して、ぜひうちの実家を使いたいと言ってくれたらしいです。絵画や建築設計を得意とするアーティストグループで、2か月程度、この集落に滞在して、制作するそう。

もしわたしの許可が出たら、木材の腐食部を補修して、可動式の椅子やテーブル、棚を設置する。設計・補修などにかかる費用は、すべて負担してくれるという内容でした。姉妹に話ましたが、異論があるはずもなく。

2018年7月。
賃貸契約書にサイン。わずかだが、賃料も払ってくれるらしい。すごい!
別棟だけでは、電気しかないので、母屋の水道、トイレも好きに使ってもらえるように鍵をお渡ししました。

2018年8月。
改装をしてくれる建築家の方から、こんな感じで改修・改装しますとメールで図面が送られてきた。「床を支えている根太もこんな感じで補強しますよ。結構シロアリに喰われていましたよ。シロアリ駆除もしておきますね。
壊れた窓枠を直して、床を張り直し、間仕切り壁も作り直します。イベント用に、座れるような上がり框を作り、木製の椅子や展示棚も設置します」
とのこと。

えー、なんだかおしゃれに生まれ変わるのかも?

ほぅ!シロアリ駆除もしていただけるのか?

それは、ありがたすぎる!

建築家の方としては、
アートイベントは、コンペティションへの応募でもあるらしく、
結構、ガチで取り組んでくれる模様です。つづきは下記より。


いいなと思ったら応援しよう!