どうする?父親の施設入所23 クラスター
2022年11月末。父の介護老人保健施設でオミクロン株のクラスターが発生しました。当時、クラスターが発生しても、軽症の人はそのまま施設で看病・介護する体制になっていました。慣れた施設の方が、患者の動揺が少ないというのは間違いないでしょう。当初、父と同部屋の人の罹患がわかって、またたく間に複数人に拡がり、数日経って父も陽性になったと連絡を受けました。
オミクロン株は感染力が強く、認知症の人はマスクもできないので、感染・発症は時間の問題だと思っていましたが、幸い父は微熱で、症状は収まり食欲もあるとの話でした。しかし、そこから2週間に及ぶ居室隔離がありました。居室からフロアに出ることができず、1日をほぼベッドの上で過ごす生活で、父は食欲も意欲もなくなってしまったようでした。
以下姉妹へのLINEより
12月5日。
ケアマネさんから「お父さん、もうええわと言ってほとんど食べないし、飲み物も薬も飲みません。脱水も進んでいるので点滴はしますが、腎機能も低下を続けているので、ターミナルケアの同意書送ります。前に説明をしているから封書で返送してください」との電話がきました。
たった2週間でそんなことに?10月に会った時は、すごく大きな声でしゃべってたし、寝ている時間が増えたとはいえ、雑誌も読んでいるという話だったのに。部屋で一人ぼっちで、お父さん、もうイヤになっちゃったのかな。
12月8日。
フロアでの食事が解除になったけれど、お父さんは傾眠がちで、相変わらず「もうええわ」と食事も薬もまったく受け付けないそう。少しカロリーを補給する程度のブドウ糖と電解質の点滴は続けてくれるそうです。そうしながら自分で食べる力を取り戻すという段階。まだ面会はできません。電話を繋いでくれるというので、明日見計らって電話してみます。
12月9日。
電話を繋いでもらいました。いろいろ話しかけたのですが、「うーん」しか声は聞けませんでした。隣で付き添ってくれている人から「お父さんは目を開けて聞いているし頷いていますよ」と言ってもらいちょっと安心しました。みんなも電話でお父さんに繋いでもらってください。
12月20日。
施設に電話で様子を聞いたら、お父さんは食べても戻してしまい、2,3口しか食べられないそう(嚥下困難状態)。栄養のあるジュースもあまり飲んでくれないらしい。最低限の点滴は継続しています。顔はそれほどげっそりしてないけど、状況は進んでいるそうです。午後3時に熟睡していて、電話には出てもらえませんでした。
施設としては、年末まで面会は全面禁止だそうですが、23日午後ならお医者さんもいて、特別に面会させてくれるというので行って、聞いてきます。そのうち意識レベルが下がってまったく話せなくなりそうよね。
つづきはこちらより。
以上姉妹のLINEより抜粋しました。
2020年にも父はターミナルケアの契約を結んでいます。その経緯は下記で。
https://note.com/hoho1064/n/nd89dfa6293fc