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[場面緘黙症・緘動また発達障害・不安障害・不登校などの生き辛さ]への理解 第22話「信じて待つ…言うは易し行うは難し」



(ご理解いただけたら、周りの方に伝えたり、この投稿をシェアしていただけるとうれしいです。)

長女は4歳の時、幼稚園入園をきっかけに場面緘黙症・緘動(※)を発症しました。
我が家の3人の娘たちは園や学校に行かず(行けず)家庭を中心に過ごしています。
※:家庭などでは話すことができるのに、社会不安のために、ある特定の場面、状況では話すことができなくなる疾患。強い不安により体が思うように
動かせなくなる「緘動(かんどう)」という症状が出る場合もある。
症状や困難さはそれぞれかと思いますが、我が家の場合を伝えていきます。

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本来持っているはずの力が発揮できるまでの時間やタイミングはそれぞれ。

号令どうりにはいかないもの。

その時間の感覚があまりに違ったとき、それを待つより先に背中を強く押したり、それならいいわと引いてしまう。

周囲の期待や呆れ顔に慌て、我が子を信じて待つことを忘れ、結局うまくはいかない経験を何度もしてきました。

もちろん、待ったとしても必ずしもうまくいくときばかりではありません。

でももし、例えどちらかが無理な我慢をすることになっても自分達で出した決断なら次に繋がることも経験しました。

大人の都合で決めつけると次に繋がらないことがよくあります。

しかし逆に、「決めてあげることの心地よさ」も、見通しを立てることが苦手な子どもたちには時に必要だったりします。

自分達で、時間をかけてでもクリアする機会が増える中で、時には大人がスパッと決めてあげることで、変な緊張感でストレスを持つことなく納得しスッキリ前に進めることもあります。

私自身、決断は苦手ですが、心の声を聞く精神的なゆとりをいつもどこかに残していられたらと思います。

そして、子を信じて待つ私を、信じて待ってくれる周囲の優しい根気強さをとてもありがたいと感じています。

それにしても子どもたちの成長は、日常のいろんなところにあるんだなぁとしみじみ感じる夏です。

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(注)私たち家族は長女が診断されて以来、下の二人の娘も含め、療育、相談、医療の機関に定期的にカウンセリングに出向き、登校できなくても、在籍する学校の先生と連携を取っていただいています。

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hohimaro ほひまろ|おうち育ち実践中
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