[場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)・緘動(かんどう)・発達障害・不安障害・不登校などの生きづらさ]への理解①
長女は4歳の時、幼稚園入園をきっかけに場面緘黙症・緘動(※)を発症しました。※:家庭などでは話すことができるのに、社会不安のために、ある特定の場面、状況では話すことができなくなる疾患。強い不安により体が思うように動かせなくなる「緘動(かんどう)」という症状が出る場合もある。
症状のでかたや困難さはそれぞれかと思いますが、娘の最も状態がひどかったときのことを伝えていきます。
(ご理解いただけましたら、シェアしていただけるとうれしいです)
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声かけでは動けないことがあります
不安が強く、一人になることは最も怖いと感じますが、緘動の状態になっているときには、どんなに優しくても、どんなに厳しくても"声かけ"だけでは体も表情も動かせなくなります。
動けない状態であるときには、動きを促すようにそっと手を貸してほしいです。
靴を履く、水を飲むなども自分からはできません。
炎天下や寒い場所に置かれても、そこから自分では移動できません。
娘は幼稚園の頃、「完全介護状態」と言われていました。
もしも身近に場面緘黙症・緘動の症状が出ている方がいたら、「家では普通に動けるんだから!」と見放さず、動けない場所では介護が必要なほど困っているかもしれないと理解していただけたらと思います。
災害や事故などにより、避難されたり救助される方の中にはさまざまな障害や困難を抱えている方が多くいらっしゃると思います。
もし、動けず何も伝えられなかった頃の娘が、家族と離れた場所でこのような状況に陥っていたら…そう考えると、やはり、知ってもらうことがとても大切だと改めて感じています。
障害や病気のある方へだけでなく、必要な方へのやさしい理解とサポートが当たり前にできるような自分になりたいと感じます。
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