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[場面緘黙症・緘動また発達障害・不安障害・不登校などの生き辛さ]への理解 第23話「"楽しい"のわけ」

(ご理解いただけたら、周りの方に伝えたり、この投稿をシェアしていただけるとうれしいです。)

長女は4歳の時、幼稚園入園をきっかけに場面緘黙症・緘動(※)を発症しました。
我が家の3人の娘たちは園や学校に行かず(行けず)家庭を中心に過ごしています。
※:家庭などでは話すことができるのに、社会不安のために、ある特定の場面、状況では話すことができなくなる疾患。強い不安により体が思うように
動かせなくなる「緘動(かんどう)」という症状が出る場合もある。
症状や困難さはそれぞれかと思いますが、我が家の場合を伝えていきます。


5歳の娘が
4歳の頃のこと。

大好きなおばあちゃんのことを話す時、とても楽しそうな娘に聞いてみました。

「どうして、おばあちゃんといると楽しいの?」

娘の答えは

「だって、悲しくないから♡」

14歳になった長女が小学一年生の終わり頃、学校に行けなくなったときに週一回通っていた中学校のスクールカウンセラーさんに、

「楽しいか。で見てあげて♡」

と言われたことがありました。
その時は、ピンときませんでした。

~もちろん、楽しいが一番なことはわかってる。
だけど、楽しいばかりでなんていられないのが人生だし、
普通に学校に行ってる子がいつも楽しいかと言ったら、そんなわけもない…~

そんな風に考えました。

でも、小さな娘のシンプルな言葉でやっと分かった気がします。

『悲しくないか?』

子供たちの毎日をそんな視点で見てあげることが大切なのかもしれない(♡˘˘) *

今年は、コロナウイルスの影響で短い夏休みの後の酷暑での二学期がスタート。

心にも体にも不安や負担を大きく感じている子どもたちも多いでしょう。

特に、深刻な思いを抱いて新学期を迎えた子供たちにとって

「学校へ行くことが、楽しいのか」

なんて視点はむしろ意味がなく、

「学校へ行くことが、悲しくないか」

そんな思いで、しっかりと子どもたちの顔を見ることが大切だと教えてもらった気がします。

(注)私たち家族は長女が診断されて以来、下の二人の娘も含め、療育、相談、医療の機関に定期的にカウンセリングに出向き、登校できなくても、在籍する学校の先生と連携を取っていただいています。


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hohimaro ほひまろ|おうち育ち実践中
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