歩兵の日記帖 音楽紹介 クイック、フラッシュ&ラウドに出てくる曲たち_その3
Jam/Slow Down
この頃のポールウェラーは恰好いいですね、本当に。
原曲であるラリーウィリアムズをハードにカバーしたビートルズを、更にラウドにしたようなThe Jamバージョンです。しかし下手くそな演奏です。頭からほぼ崩壊寸前でなんだかよくわからないまま終わるという。パンクが好きな人じゃなければ「真面目にやれ」と怒り出してしまいそうな演奏ですが
辛うじてベースラインにセンスが垣間見えます。僕は高校時代から大好きです。
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Zombies/This will Be Our Year
青山はお姉ちゃんから無理矢理聴かされたフリッパーズとかアズテックカメラなどから、独自に60年代のソフトロックを掘り、佐山や橋本とは少し違う趣味嗜好をしています(という設定)。
主人公と和解する時に青山の部屋で流れる曲は何がいいかと考えた際に、適当に選んだのがこの曲でした。「僕らはまだ始まったばかりだ」とか「時間がかかったけど、これからは僕らの年になるよ」という歌詞が後々考えると素晴らしくマッチしていて我ながら素晴らしい選曲だったと自画自賛です。コリンブランストーンの声は中性的でいて、素晴らしくソウルフルで、いつ聴いても胸に熱くこみ上げるものがあります。この人と、スティーヴマリオット(The Small Faces)とポール・ジョーンズ(Manfred Mann)は、今聴いても鑑賞に堪えうるソウルシンガーです。
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