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歩兵の日記帖 音楽紹介 クイック、フラッシュ&ラウドに出てくる曲たち_その1

僕が書いている長編小説、「クイック、フラッシュ&ラウド」の作中に
出てくる曲をご紹介しようと思います。

1.トランジスタ・ラジオ/RCサクセション

高校、屋上、サボり、煙草、そしてトランジスタ・ラジオ。どれも青春小説には絶対に登場させてはいけないベタすぎるアイテム。
しかしどうしても書きたい気持ちが勝ってしまった。どうせ一生に一度だけ青春小説を書くのなら入れてしまおうと考えました。RCがストライクなのは多分団塊ジュニア世代で、主人公、佐山の世代とは少しずれています。佐山や橋本は兄貴から教えられたのだと思います。

↓この曲が登場した章


2.The Undertones/Teenage Kicks

主人公のバンドが初めてスタジオに入ってみんなと合わせた曲
アンダートーンズは90年代半ばにおいて、そんなに有名ではなかったかと思います。少なくとも僕がこの曲を知ったのは大学に入ってからです。
バンドを始めたら簡単な曲からやるだろうなーと考え、BPMがちょうどいいパンクが無いか探して、この曲にしました。Buzzcocksとかだと彼らには難しいんじゃないかと思ったんです。

何より曲名がいいですよね。それが全てだと思います。歌詞を読んでみると結構しょうもないみたいですが。

↓この曲が登場した章


3.The Kinks/Stop Your Sobbing

皮肉屋で、性格の悪い(と思われる)レイ デイヴィスも、若いころはこんなに初々しいかわいい曲を書いていました。

昔「オール オブ ザ モッズ」というモッズ向けの単行本があり、The WhoとかSmall FecesとかThe Jamとかが解説されおりました。
その中で「彼らはモッズじゃないけど、ロンドンの音楽を語るには外せない」みたいな感じでThe Kinksも紹介されてたんですね。僕は高校生の頃,、その記事を穴の開く程読んでいて、この曲を知りました。

「泣くのはおよし」と語りかけるこの曲を、恋愛パートに使いたい、というアイデアはずーっと前からあったかと思います。
手前味噌で申し訳ないんですが、この曲が出てくる章は本当に良く書けたと思っているんです。
おじさんにもこんな爽やかな恋愛が書けることを知ってもらいたい!

↓この曲が登場した章


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