
詩人コーチが選ぶオーセンティックコーチングを彷彿とさせる日本語ポップス(加筆予定)!
私は仕事ではジャズや即興、ノイズなどゴリっとした音楽に関わっていますが、ヒットチャートに乗ってくるような日本語のロックやポップスがもとから大好きです。若い時代から思考抽象度をぐんぐん押し上げて上げてくれたのは、こういう音楽たちだった。サウンドも歌詞も、私がコーチングにたどり着けたのは、こういう楽曲があったからかもしれません。それをちょっとづづシェアして行きたいと思います。歌詞だけでなく、サウンド、アレンジもMVのかっこよさも含めて選んでみました。なんとなくこの順番で聞いたら気持ち良いかな、という順に並べています。このページは、随時加筆、並べ替えしていく予定です。
それではいってみましょう!
1. Jump! 忌野清志郎
クソみたいな世界をド派手な靴のソールで蹴り飛ばす。 嘘を見ぬいて、戦争の無くならない地上から飛び上がるキヨシローのどっしりとしたステップはいつだって盤石です。突き抜けたロックンロールヒーローの周囲を固めるミュージシャンも三宅伸治さん、ドクトル梅津さんなど強者揃い。コレクティブなパワーを感じます。
「Jump ! 夜が落ちてくるその前に Jump!もう一度高くJumpするよ 」
2. LOOPな気持ち 籐子
小室哲哉全盛期、籐子さんは特に小室ファミリーというわけではないけど、良曲が多かった。意外にも歌詞のみ小室さんで、曲とアレンジは日向大介さんです。生活感のあるリリックを自然に追っていくうちに、心の漣が徐々に力強く押し寄せて現状の外に押し出してくれるようです。
「少しだけ間違ってるあなたには知って欲しい」
3. Drops 雨宮まあ子
トラックメーカーとして活躍し、自身もギターボーカルでステージに立つまあ子さん。苫米地博士の周辺ではよく見かけるため気になっているかたも多いはず。いわゆる渋谷系の現在。POPな都市感覚のなかで、個性が明るく目覚めてゆきます。フレーズやサウンドの参照範囲の豊かさは、まさにプロの感じている縁起。タイムレスにリスナーの心を掴みます。
「いい子しててもいいことなくて 遠慮がちな私を砕いた」
4. できっこないを やらなくちゃ サンボマスター
「君ならできる」というコーチにとっての殺し文句がサビに入っているシンプルな縦ノリファンクビートの大曲。ちょっと赤面してしまいそうなどストレートな表現を、これだけ堂々と演られたら、聴いてる方だってハズカシイとか言ってられるわけがない。山口さんを福島のルー・タイスに認定します!
「君ならできるんだ どんな事も」
5. TELL ME hide
hide初期の名曲。歌詞全編を通してコーチングの教科書のような歌詞なんですね。その緻密さ、正確さに関係者は驚くことでしょう。hideさんは早くに逝ってしまわれましたが、X JAPANだけでなくソロでも突き抜けた普遍性を持つ名曲を遺しています。X JAPAN においてアレンジの重要性を訴えたのもhideさんだと言われています。突き抜けること、受け入られること、どちらも強く希求しない限り、普遍性は持ち得ません。それが抽象度なのです。
「僕には僕が見えない」
6. タイムマシーン CUTT
こちらも苫米地博士の周辺ではおなじみのCUTTさん。私が彼の歌声を初めて知ったのはhideの死後に発売されたトリビュートアルバムからでした。hideの直近で薫陶を受けてきたCUTTさんの紡ぐ歌心とサウンドはキャッチーで切なく、疾走感が溢れています。達観したリリックはまさにhide譲り(博士譲り?)。
「未来は偶然じゃなく ましてや運命ではなく 願いという矢に 射抜かれる的」
7. 塗りつぶしてゆけ! ASKA
色々とご縁のありそうな予感がするASKAさん。デビュー当時から谷川俊太郎詩集をネタとして持ち歩く詩心と、おなじみの恐ろしく深みのある声で、情景の豊かさ、臨場感を創り上げる最強のシンガーです。いろいろとありましたが、その直後の2017年にこんなに突き抜けるような歌を歌っています。ファンは痛切に社会に機能を提供することを望んだASKAさんを選んだといえます。いつも先へ先へと誘ってくれる実行の人。
「痛みが意味を教えてくれる」 「ここを超えて 夢に備えろ」
いい曲が思いついたら加筆しようと思っています。おたのしみに。