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【書籍紹介①】このプリン、今食べるか?ガマンするか?

おはようございます。ほげーた2号です。

自己紹介にも書きましたが、
私はせどりと読書が趣味なので、
そこそこ本を読みます。
(ちなみにせどりに関連して、
メルカリ梱包術を公開中です)

せっかくnoteを始めたので、
自身のアウトプットも兼ねて、
書籍の紹介をやっていきたいと思います。

記念すべき第1回目はこちら↓

プリンです。


端折りすぎました。

「このプリン、いま食べるか?ガマンするか?」
です。

ちなみにこのプリン君↓

私のお気に入りです。
多くの人にこのキュートな
フォルムを知ってもらいたく、
現在メルカリ出品中です。

さて、タイトルを見るに、
行動経済学寄りの本かなーと
想像していましたが、
実際は
「限りある時間の使い方」系の本でした。
当方、
この手の本には煽られまくりです(笑)

ただ、なるほどと頷ける部分もいくつか
ありましたので、私なりの解釈を交えて、
ご紹介したいと思います。


人生における4種類の時間

まず、時間には4つの種類があると言います。
・幸福時間
・投資時間
・役割時間
・浪費時間

例えば会社員であれば、
仕事や家事などの「役割時間」が
大きなウエイトを占めていたり、
その合間にスマホで時間を溶かしたりする
「浪費時間」があったりします。

これらの時間をできる限り、
「幸福時間」や「投資時間」に
変える必要があります。
なぜなら、
人生の目的は
幸福な時間を多く作ること
だからです。

では「幸福時間」と「投資時間」の
違いは?
そこでプリンの例が出てきます。
ダイエット中の私。
目の前のプリンを今すぐ食べるか、
ガマンするか。

すぐ食べれば幸福な時間を過ごせます。
一方でその後、自己嫌悪が待っています。

ガマンすれば目先の幸福時間は消えます。
しかし、自己肯定感は上がり、
更にはダイエットに成功すれば
大きな幸福時間が得られます。
「幸福時間」は今この瞬間を満たす時間。
「投資時間」は中長期的な
目的や目標を達成し、
より大きな「幸福時間」に変える時間。

何かを成し遂げたいと思えば、
投資時間を増やす必要がありますが、
そう簡単ではありません。

バランスが大事。時間を可視化せよ

投資にはガマンがつきもので、
やり続けると息が詰まるからです。
日々の生活に潤いも必要です。
息抜きも必要なのです。

要はバランスが大事。
そこで、時間をどのように使っているかを
可視化するのが効果的です。

紙に書きだし、
例えば、投資時間に偏っているなら、
幸福時間を増やす(プリンをガマンしない)
このようにリバランスしていくことが、
投資を成功させる鍵なのです。

あと、役割時間と浪費時間
についても、意味のある時間に
変えることができます。
それは自身の意味付け次第。

意味づけを変えれば
幸福時間に変えられるのです。
そのためのノウハウが紹介されています。
例えば
・結果ではなくプロセスを楽しむ
・仕事もゲーム化する
・ドローンのように高い視点から見る
 (嫌なこともちっぽけに見える)

やりたいことを仕事にできるか、という
論点もありました。
しかし著者はあまり賛成していません。
なぜなら
それはそのうち、
「役割時間」に変わってしまうからです。

やらなかった選択に意味を持たせることはできる。しかし・・・

この他、
・時間を自分のものにする方法、
・人生は立てた予定で作られる、
・集中力を上げて時間を増やす
・やりたいことの先送りやめる方法
などが解説されています。

私自身が重要な論点だなあと感じたのが
選択の問題です。

限りある人生の中で
常に付き纏う
やった後悔とやらなかった後悔。
どちらがよいか?
です。
よく聞くのは高齢になってから
やらなかった後悔をする人が
多いというものです。
だからやれるときにやっておけ、と。

著者はそれは違うと言っています。
どちらを選んでも、後悔をしない。
なぜなら、その選択は自分が
意味付けするものだから、です。
例えやらない選択を取っても、
あるいは、どちらも選ばない選択を
したとしても、
自分次第で意味を持たせることが
できる、ということです。

う~ん、意味付け・・
これは達観する必要がありそう・・
私には難易度が高いかも・・

ただ、その辺りの価値観は年齢によっても
変わってくると書かれていて、
なるほど、
それは確かにそうだなと思いました。
私は40代半ばですが、
日に日にやらなかった後悔の
意識が強くなっています。
そしてこのまま人生
終わるわけにはいかないと。

葛藤を抱えて生きる

でもどうだろう?
と、自問します。
確かに、
やらない後悔はしたくない、
だけど、本気でやって、それでだめなら
きっと人生に絶望する。
だから
私はいつでもやれるんだ、という選択肢と、
やったら成功するかも、
という可能性を残しておきたい、
そうすれば希望をもって人生を生きられる。
逆に希望がなければ人生を生きていくのは難しい、
このように思ったりもします。

そうすると別の自分が、
それは自分に保険をかけているだけ、
弱い自分に向き合っていないだけ、
歳を取ってから後悔しても後の祭り、
人生はやり直せないよ?
などと反論してきます。

それに例え失敗しても、
諦めなければ何度でもやり直せるし、
そもそも失敗したかどうかなんて
自分が決めるものだから、
失敗と思わなければよいだけ、
とカッコイイことを言ってきます。

でも、現実に生きる私を
そんな簡単に扱えない、
絶望への耐性は人それぞれだけど、
たぶん私はそんなに強くない。
チャレンジして、
完膚なきまでにうちのめされて、
もう二度と立ち上がれないかもしれない、
そんなことを恐れたりもします。
それに家族のこともある。
無謀な挑戦はできない、
いや、それは言い訳だ、お前はやらない理由を探している
と、永遠に自分との応酬が続き、
結局結論は出ません(笑)

まあたぶんこんな調子で
ブレブレのまま生きていくんだろうなあ
と思いつつ、
でも、なんだかんだ言っても
色々選択してきているわけだし、
選択したのは他の誰でもなく
自分自身であって、
でもその結果を全部背負って
ここまで生きてきたのって
実は凄いことをやってるし、
そのままでも十分凄いよ私、
と最近気が付きました。
ストイシズムの課題に取り組んでいたら100%自己肯定してくれる私を見つけました

葛藤を抱えながら生きる。
それ自体、意味のある人生だ、
なんてカッコつけながら(=思考放棄)、
折り返しを過ぎた人生を
これからも
もがきながら
あがきながら
歳を重ねていくのかなあ
と思っています。

と、
すっかりプリン君を置き去りにしてました(笑)

与えられた時間の尊さを意識し、自分で時間の使い方を決める

著者は最後の章で、
全ては一期一会であることに、
改めて意識を向けるべきだと言っています。
とはいえ、
いつもその調子だとしんどいので、
もう少しカジュアルに、
もしこれが最後の〇〇だったら、
と、日々の活動や体験に意識を向ける方法
を説いています。

そして、自分の時間は、
他人に使わせるものではなく、
自身で使い方を決めるものだとも書かれています。

同著を通して、
改めて自分に与えられた時間の
大切さ、尊さを
考える機会が得られたことは
良かったと思います。

いかがでしたでしょうか。
ちなみに同著のシリーズで、
「バナナの魅力を100文字で伝えてください」
「パン屋ではおにぎりを売れ」
があります。
おにぎりは読んだことがあり、
論理思考について判りやすく
書かれているため
そちらの分野に
興味のある方にお勧めです。

最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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