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習慣化のラスボス、早起き。人生最後の戦い③
私は完全勝利を目指して、難関の問題②に取り組みます。
意思の力だけでは乗り切ることが困難なのはこれまでの経験から明らかです。
色々と書籍やネットの情報を調べ、私は2つのアイデアを実行することにしました。
①ヨメザマシ(嫁目覚まし=妻に起こしてもらう)
②家族に早起き宣言
①は、妻の早起きを活用させてもらっています。妻は朝型体質なのか、5時台に平然と起きています。昔からずっとそのようで、羨ましい限りです。妻には面倒をかけることになりますが、6時に声掛けしてもらうようお願いしました。
この戦いが始まってからは、
毎朝、「朝だよー」の一声を掛け続けてくれます。感謝です。
②は、①とも一部重複しますが、妻と娘に、早起きをすると宣言します。この周囲への宣言法はあらゆる習慣化でよくお勧めされるアドバイスです。
周囲に宣言すると、それを守らなければという潜在意識が刷り込まれます。周りに言った手前、守れないと自尊心が傷つくため、それを回避する意思も働きます。
私はこの手法を今まで使ったことはありませんでした。自分を縛ることになり、窮屈になり、プレッシャーをかけることになるからです。
しかし今回は背水の陣で挑む覚悟です。利用することにしました。
娘(小4)からも「パパ頑張ってね」と励ましてもらいました。
私達3人は同じ部屋で寝ています。
娘は、自分が起きたあと、
布団の中でもじもじしている父親の姿を見て、何と思っていたのか。
想像すると、ますます自分が情けなく、また腹立たしくなります。
そんな自分への怒りもあり、
私は覚悟を決めました。
宣言した以上、もう、あとには引けません。
有言実行できない情けない怠惰な父親を
見せるわけにはいかないのです。
子供は親の姿を見て育つと言います。
いい加減な姿を見せたくありません。
①②はしばらく効果的に働きました。
しかし時間が経つにつれ次第にその効果が薄れ、寝坊の誘惑が日増しに大きくなるのを感じました。
妻に起こされても生返事を返すだけ、
娘の顔が浮かんでも、
まあ今日くらいはいいか、とうやむやにしようとします。
このままでは自分に負ける・・
と焦りました。
その時でした。
まるで天啓のように、ある記憶が蘇ります。
それは過去に読んだ、
日本の偉人達を熱く紹介する本でした。
(本のタイトルは忘れました)
確か4人ほど紹介されていましたが、
その中の一人に、
あの西郷隆盛がいました。
西郷隆盛といえば、ザ・ストイック。
最近、「ストイシズム 人生の教科書」という本を読みましたが、
まさにそれを体現するかのような偉人です。元祖ストイック。
絶対に自分に負けない人。
というか怠惰な自分をボコボコにする人。
一切の妥協を許さず、
とことん自分に厳しい人。
そんなイメージです。
本の中では数々の逸話が紹介されていました。その中にこんな話がありました。
「隆盛は、朝寝坊の誘惑を断ち切るため、目覚めると、
「せいやっ」
と気合の掛け声とともに
布団を豪快にはねのけ、
飛び起きていた」
と書かれていたのです。
そうです。
この気合です。
私に足りないのは、私に必要なのは、
このほとばしる様な、自分との闘いにかける情熱です。
私は奮い立ちました。
すぐ実践です。
いつものように「朝だよー」と妻が声をかけます。
私の体を覆う、ぶ厚い掛け布団が、
布団の外は寒いよー
くるまれていなよー
あったかいよー
めをとじなよー
二度寝しちゃいなよー
と、誘惑してきます。
そして、もぞもぞする私を逃がすまいと、
私の体に纏わりついてきます。
私はその布団に、
これまでの不甲斐ない自分を重ね合わせ、
ありったけの力で布団を跳ね飛ばし、
同時に気合いの掛け声を発しました。
「せいやっ!」
「うるさいっ!!!」
まだ寝ていた娘がキレました。
そんな訳で、四苦八苦しながらも、
なんとか朝6時起きを続けています。
私は必ず早起き3ヶ月を達成し、
習慣化します。
今回の記事の内容が皆様のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。