機嫌がいい人ほど人生はうまくいく
「高学歴エリートとカルト宗教には、一定の親和性」
という一文を鼻の奥で「んん〜!」と納得しながら読んだ。
自己愛が満たされず、というわけか。
「正しく評価されないエリート達の不機嫌を、うまく掬い上げていったのが、オウム真理教であり、旧統一教会であった」
と言われて、やっと過去の事件が想像の及ぶものとなった。今まで、何でこういう人たちが、と、どうも腑に落ちなかったのだ。
「正義」は怖いな。近寄らないようにしよう。
「森田療法」に言及しているページもあり、昭和61年の夏に手に入れ、何度も読み返している講談社現代新書「森田療法」(岩井寛 著)をまた引っ張り出した。
(同じ本棚に12、3年前に手に入れた「シロクマのことだけは考えるな」という心理学の本があった。森田療法をご存知ないかたはこの本をよむのでもいいな、と思い、こちらも再読用に前面に出す)
「わたしたちは無痛恋愛がしたい」(瀧波ユカリ 著 講談社)というマンガが例に取られたページも興味深い。
主役だろうか、無垢女子というアカウントのセリフにグッときて、このマンガも手に入れようと思った。
「チョンキンマンションのボスは知っている」も、読まなければ。不機嫌な社会を変えていくヒントがたくさん詰まっているようだ。
「自分が常に正しいわけではなく、相手も常に正しいわけでもない」
この言葉を忘れないようにしたい。
最近ではエスカレーター問題がそうだ。
どちら側に立とうが、歩こうが、そんなことまで条例になる。しかし、「正しい」かどうかは状況により臨機応変だろう。
気にしない、気にしない。口角を上げる、深呼吸をする、たくさん打席に立って空振りもする。ベンチに座ったまま不機嫌になるのはごめんだ。
大切なことは、正義の反対「適当」と高田純次さんだな。
よっしゃー!