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一息つく。がみつかる書店「HAHU」

うちの本棚と言いたい位に好きな書店があります。
それは岡山駅から徒歩10分ほど。
奉還町商店街の中程にある「HAHU(ハフ)本と手しごと。」です。

2016年6月にオープンして2年。古書と新刊両方を扱っう書店です。
ひとつの棚にだいたい30冊弱の本が、面だし(表紙が見えるように展示)してあります。入り口はガラスで店内の様子がよく見えます。

ガラスを通して見えた、絵本「ぼくのニセモノをつくるには」に惹かれて入ったのが最初でした。オーナーの水野さんは基本的に寡黙で、お店の一番奥のレジにいつも座ってます。

入口と奥にある黒い壁面には、イラスト作家のUjimine Mariさんの絵が飾られます。(毎月20日頃ライブペイントで描かれていましたが、氏峯さんは西日本豪雨で被災した為、現在更新停止中)

先日、本を購入するついでに、店名「HAHU」の由来を聞いてみました。「はふぅ~」と深呼吸の前に息を吐くように、一息入れたいときに立ちよれる場所になれば。とのことでした。

地方、旅行、食、哲学、薬草にアート、絵本などのジャンルの本が並ぶなかに、歌舞伎や数学などちょっと気になるけれど、詳しく知らない世界の本が置いてあるところが特に好きです。

益田ミリさんのサイン本がよく置いてある。谷川俊太郎さんの本数えてないけど多分沢山ある。ニジノ絵本屋の絵本コーナーがある。ミシマ社の本もあちこちに。発行部数の少ない個人のリトルプレスも並んでいます。
本の並びを見ていると、店主の好きが見えてくるような気がしてきます。
それが楽しくて、お店に行くたびに棚の端から端まですべての棚をじっくり探してしまいます。そして気がついたら2時間近く経っていたり。

ここで出会った本。
いつか床子さんの「別人帳」をキッカケに、木村俊介さんの「インタビュー」にも出会えました。ニジノ本屋さんの、おじさんとつばめもここで。
最初に書いた、ヨシタケシンスケさんの絵本もここで買うことに決めています。来週発売のミシマ社ちゃぶ台vol4も、ここで手に入れる予定。

何かを探して買いに来なくても、こんな本があるんだなと思えたり、それ詳しく知りたかったんだった!みたいな瞬間に出会える書店です。


#僕の岡山案内 #奉還町 #HAHU   #書店

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三谷朗裕
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