私が大人を楽しめているのはメイクのおかげ。
不自由さを感じていた学生時代、大人はもっと窮屈なのだろうと思っていた。
そして自分もいつかそんな大人にならなきゃいけないと不安を抱えながら過ごしていた。
週に5日も仕事に行って、
納税もしなくちゃいけない、
理不尽なことに耐えることもこれからたくさん増えていくんだろう。
なーんて暗い妄想を巡らせてはため息をついていたあの頃の私へ。
季節は巡りまた夏がやってきた。
ほがらかはラメグリッターにどっぷりハマっている。
キラキラでしか摂取できない栄養があるのだ、多分きっとそう。
ちょっとラメを付けすぎたかなーと鏡を覗いたら、思った以上にもりもりで「これじゃミラーボールなんだよなあ。」なんて自分でツッコむことも。
去年の自分磨き計画のおかげなのかメイクの研究もこれまで以上に気合を入れている。
その中でも効果を感じているのが中顔面短縮メイク。
顔ののっぺり感が気になっていたものの、このアプローチに変えてから鼻筋を中心にメリハリがついてきた気がする。
中顔面メイクは下まぶたに重心を乗せて中央に寄せるようにするのが基本。
涙袋をしっかり描いてラメを載せつつ、ハイライトとシェーディングの位置を見極めて毎朝メイクに挑む。
時々時計を見て出勤のプレッシャーを感じながらも繊細にアイライナーを引いている姿はさながら職人顔に違いない。
「私なんてメイクしたってブスなんだから。」
どこかで拾ってきてしまった言葉を手放せるようになるまでまさか10年以上かかるなんて思いもしなかった。
今でも鼻の高さとか肌のくすみとか気になる部分がたくさんあるし、時々そんな自分が嫌になる日は山ほどある。
(特にしょっぱいものを食べた翌日のパンパンの顔とか!)
大人になってよかったことはそれらを全部ひっくるめて自分なのだと少しずつ折り合いをつけて日々を編めるようになったこと。
いつまでも傷ついていられないもんね、と開き直れるようになったらこっちのもの。
メイクはなりたい自分に近づくためにいつだって背中を押してくれる。
理想の顔を目指す。
コンプレックスを隠す。
かわいいパッケージでテンションを上げる。
そう思うと女性に生まれてよかったなと思うんだ。
メンズメイクもあるけれど、やっぱり女性向けのほうがメイクのバリエーションが多くて楽しいから。
悲しいことがあった日も近くのコスメショップでパッケージを眺めているだけでほわほわと元気が出てくる。
欲を言えば地元の1駅に1つPLAZAが欲しい、絶対に叶わないけれども。
そうそう、今気になっているのはCLIOのプロアイパレット エアー。
プロアイパレットは元々愛用していて、今回新作パッケージの猫ちゃんに一目惚れ。
猫はずるい、どうしても欲しくなってしまう。
目は1セットしかないというのにアイシャドウばかり増えて困る。
ひとまず手持ちのコスメで楽しめるだけ楽しんで、検討してみようかしら。
ああ今日も楽しい悩みでお腹いっぱい。
ほがらか
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