不器用すぎるOLアラサーは前髪に悪戦苦闘中。
ああ、今日も失敗した。
鏡の前の自分を見て特大のため息がこぼれる。
私は前髪が上手に巻けない。
何年経っても上達の兆しが見えない。
GoogleやらインスタやらYouTubeでひたすら「前髪カーラー 綺麗に巻く」と検索して、その通りにやっているつもりなのに毎回失敗する。
マジックテープに巻かれた前髪が四方八方にチリチリになる。
どこかの博士でもないのにここまで爆発するともはや別の才能があるんじゃないかと疑うレベル。
たかが前髪。
されど前髪。
それでも私が前髪にこだわるのには理由がある。
前髪がないと、シンプルにださいのだ。
仕事の日はメガネで過ごしていることもあって前髪がないと芋っぽさにさらに磨きがかかってしまう。
ださい格好をしたことで業務に支障が出る…なんてことはないけれど乙女心はいつだって複雑怪奇。
何年も前だけど加護ちゃんもこう歌ってたっけ。
大人になった今、その気持ちが痛いほどわかる。
前髪は顔の印象を決める上でとても重要なパーツ。
センター分けもかきあげもシースルーも検討したものの、面長を手っ取り早く解消できるのがスタンダードな前髪だった。
(そのあとに楽しいこととか嬉しいことがあると髪のことなんてすっかり忘れているところも同じ。笑)
去年は巻くことすら面倒になって月1で美容院に行っていた。
前髪カットだけなら約1000円、プロの仕上がりに匹敵するものはないというのに。
すぐサボっちゃうんだな〜〜~~~!
という話を会社の女の子にもしてみたら、ほぼ全員になんとも言えない苦い顔をされた。
言葉にせずともちゃんと私に伝わってるよ。
「ほがらかさん、もうちょっと頑張ろう?」
…うーん、ごもっとも。
というわけで結局今日も「あ〜」とか「う〜」と唸りながら寝ぼけた顔で前髪と格闘。
水で濡らした前髪を前髪カーラーで挟み、くるくるとおでこの上にまっすぐ巻いていく。
そのままメイクを終わらせてドライヤーでゆっくり温めて。
髪が乾いたらそのまま冷風を当ててしっかり冷やす。
巻きがとれないように上手くカーラを外せば完成。
あれ、おかしいぞ。
今日はほんのちょっとだけ上手く巻けた気がする。
なんだかいいことが起きそうな予感。
前髪よ、このまま夕方まで頑張ってください。
ほがらか
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