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仕事や家族より、まず「自分の時間」を大切に
仕事より家族より、まずは「自分の時間」を最優先させることは、私にとってとても大切です。
なぜなら、自分の心が満たされてはじめて、家族を幸せにできて、仕事にも打ち込めるからです。
かくいう私は、以前は真逆の優先順位で生きていました。
とにもかくにも、仕事が第一優先。平日は遅くまで残業し、休日も必要とあらば出社しました。
妻と子どもとの時間を過ごすのは、細切れにした休みのときだけ。
そうなると、自分の楽しみのために過ごす時間なんて、まったくありませんでした。
「自分の時間を差し出して、一生懸命に人や社会に尽くせば、努力が報われて、いつか幸せや成功を手に入れることができる」
そう信じていたのです。
けれども、幸せはいつまで経ってもやってきませんでした。
それどころか、次第に、すべての歯車が狂い始めてしまいました。
仕事でうまくいかないことが増え、人間関係のストレスも日に日に増していきました。
家族といるときも、仕事のことで常に頭がいっぱいでした。
心から癒やされたり、楽しんだりする時間がドンドン減っていき、私は、自分の人生を生きている感覚を、どんどん失ってしまったのです。
結果、私はメンタルダウンし、休職することとなりました。
なぜ幸せを追い求めていたにもかかわらず、幸せになるどころか、メンタルダウンしてしまったのか。
それは「幸せの優先順位を間違えてしまったからだ」と今では思います。
本『休養の地図』には次のように書いてあります。
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まずは、自分を大切にしたらどうかな。
自分の気持ちよりも、奥さんの気持ちとか、子どものこととか、いろいろ考えすぎ。
まずは自分が幸せにならないと、人を幸せにできないって俺は思っているよ。
(中略)
人がどう思うかを考える前に、自分がどうしたいかを考える。
そうやって、まず自分を満たすようにしました。すると、自然と家族との関係も少しずつうまくいくようになったのです。
『休養の地図』(くっぺ著、大和出版)P165~166から引用
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くっぺさんは、まずは自分を大切にすることで、自分が満たされ、自然と家族関係も変わっていった、といいます。
また精神科医でありベストセラー作家の樺沢紫苑さんは、幸せの優先順位について、次のように書かれています。
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セロトニン的幸福→オキシトシン的幸福→ドーパミン的幸福の順番。
これが正解です。ドーパミン的成功は一番最後です。
この順番を間違えると、幸福になるどころか、むしろおもいっきり不幸になる可能性もありますし、私はそうなった人を山ほど見ています。
『精神科医が見つけた3つの幸福』(樺沢紫苑著、飛鳥新社)P26から引用
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セロトニン的幸福とは、健康の幸福。
オキシトシン的幸福とは、つながりと愛の幸福。
ドーパミン的幸福とは、お金、成功、達成、富、名誉、地位などの幸福のこと。
セロトニン的幸福→オキシトシン的幸福→ドーパミン的幸福。
この順番を守ることが幸せになるための鉄則であり、逆にこの順番を間違えると、思いっきり不幸になってしまう、というのです。
これを知ったとき、私の脳天に稲妻が落ちました。
私は思いっきり、幸せの優先順番を間違えていたことに気づいたからです。
幸せになるために頑張っていたのに、結果的に、幸せとは真逆の方向に突っ走っていることに気づき、本を手に持ったまま、愕然と立ち尽くしたことを今でも覚えています。
これを知ってからは、私は「自分の時間」を第一優先にするようにしました。
散歩に出かけたり、マンガを読んだり、ジャーナリングする時間をとったりなど。
すると心にゆとりが生まれ、家族の時間を心から楽しめたり、仕事にパフォーマンス高く取り組めるようになりました。
幸せになるためには、まずは自分のことを満たすことが必要だということを、改めて感じました。
さて「自分のことを最優先にしよう」とすると、どうしても「申し訳なさ」が生まれます。
「仕事を切り上げて、早く帰ることが申し訳ない」とか「家族をほったらかして、自分の時間を過ごすのが申し訳ない」とか、そういう後ろめたい気持ちが湧くのです。
もしこのような気持ちが湧いたら、どうすればいいか。
私はまずはご自身をたくさんねぎらってほしいのです。
自分の時間を過ごすことに申し訳なさを感じるくらい、あなたは人や社会のために、いつも一生懸命なのです。
それってなんだか、とても健気で、愛おしくなりませんか?
ぜひその人や社会に向けた優しさを、ほんの少しでもいいから、自分に向けてみてくださいね。
はじめは小さいことから始めるのがいいかもしれませんね。たとえば、マンガを1話読むとか、音楽を1曲聴くとか、ドラマを5分見るとか。
ちなみに私は、トイレにマンガを持ち込み、一人空間でマンガをよく読んでいます(笑)。そのような一人になれる空間や時間を見つけるのもオススメです。
またもしできるならば「少しつかれたから休憩するね」とか「すこし外の風にあたってくるね」など、自分の時間をとることを相手に伝える練習を積むのも、いいかもしれません。
少しずつ練習を積むことで、自分の時間をとることの罪悪感を減らし、雑念なくひとり時間を楽しめるようになります。
社会に出ると「誰かのために」とか「家族のために」生きることが、素晴らしい人間の証であると言われていますよね。
それは確かにそうなのですが、だからといって「自分のために」時間を費やすことが、ワガママであったり自分勝手であったりするわけでは、全くないのだと私は思います。
むしろ自分のための時間を確保することで、自分の気持ちにゆとりや安心が生まれ、そこから生まれる優しさや温かさを、人や社会に分かち合えるのではないでしょうか。
自分を大切にすることで、家族を幸せにでき、仕事にも打ち込める。
もし人のために頑張りすぎて疲れてしまったのであれば、ぜひご自愛タイムをとってみてくださいね。
今回の参考図書はこちら▼
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