営業嫌いな僕が営業マネージャーになったワケ
明けましておめでとうございます!2020年がスタートしました!今年も一年どうぞよろしくお願いいたします!
さて、第二弾のnoteということで、
ノウハウ系なコンテンツではなくゆったり読める(むしろ平日では読まないw)、「営業嫌いな僕がマネージャーになった理由」を話そうかと思います。
※誤解を招かないように事前にお伝えしておくと「営業」のスタイルや職種自体が嫌いな訳ではなく、私の性格上嫌いという話になります。
営業という職種は本当に立派で誇れる職種ですので、最後までご覧頂けると私が考えが分かって頂けるかと思います!
1: 正直にいいます。営業が嫌いです
僕は、現在営業のマネージャーをしてますが昔から「営業が嫌い」です。
もう一度言いましょう「営業が嫌い」です。
「こいつ2020年元旦からいきなりぶっこんだ発言したなー」
と思われるかもしれないですが、カミングアウトしたわけではなく、社内のインタビュー記事でも話していたりします。
じゃあこんな人が、
「なんで営業のマネージャーをしてるのか?」
それについてお話しましょう。
2: なんで営業が嫌いなのか
今もそうですが、押し売りされる営業が嫌いなのです。
例えば、分かりやすいケースでお話すると、服屋に行った時。
入店した後、服を物色している後ろから
「〇〇の生地使ってて……あと数点しか無く今買わないと無くなりますよ」
と昔の柳◯可奈子風の店員さんに言われるアレ。アレが嫌なのです。
なのでいつも僕は言われた瞬間に「あ、大丈夫です。」といって、店を出るくらい押し売りされるのが嫌いです。
その時にいつも思うことが、
「話したことないあなたに、俺のニーズがわかるかいな」
と、いつも思ってます。
自分のことを知っているわけでもなく、背丈や着てる服だけで判断してオススメしてくれたのかもしれないが、ユーザーニーズに合わせた提案ではなく裏側にある「売る」という気持ちが表面に出てきたことが分かると急に冷めてしまうのです。
なので僕自身、社会人になるまでは営業という概念はこういったイメージだと思っていたので「この職種は一生就くことはない」。
いや、就きたくない職種第一位でした。
3: 営業を考える起点となった出来事
じゃあなんで、今営業やってるんだよ 笑
おそらく皆さんそう思ったと思います。
それは入社当時の僕が隣にいたら同じ事を言っています 笑。
少し話を2015年頃に戻します。
営業が嫌な理由は、今話したイメージが一番大きな理由ではありますが、実は自分のスキル面もありました。
今このエピソードを話すと多くの人がびっくりされますが、昔は口下手で人見知りの性格だったので、就活するときも「営業以外」の職種の企業ばかり見ていましたし、今の会社に入る時も『営業部だけはやめてください』というくらい嫌でした。
ただ、コンサルタントをしている中で大きな転機があったのがセミナー講師でした。
当時、弊社では定期的にセミナーを開催していて僕はSEOをテーマにセミナー講師をすることになりました。最初は話すこと自体苦手だったので本当に上手くいかなくて社内のプレセミナーではいろいろな方々に心配されたほど、上手いプレゼンができませんでした。
ただ、当時世の中のSEOに対する考え方が変わり始め、多くのお客様が正しいSEOの考え方を理解できていませんでした。
僕としてはコンサルタントとして多くの人に「正しいことを伝え、正しく理解をしてもらう」ことに集中して、一種ミッションのように取り組んでいました。
その当時は月に2回、年間20回以上セミナーを行い、社内セミナーだけではなく企業様との共催セミナーやSchooなどにも登壇させていただき幅広い方々に正しい情報発信を行っていました。
※2015年にSchooでもSEOの講義を行い全国で約1000人方に視聴頂きました。当時の写真↓
プレゼンについては、回数を重ねるたびに徐々に上達してきていきましたが、やはり一番嬉しかったのはコンサルとして適切な情報を伝えることで喜んでいただけるお客様も増えていったこと。
そして、やがて営業を始めるきっかけとなることを思い始めるのである。
それは
『コンサルとして様々なお客様の見えてない視界を広げてあげたい』
4: 営業の固定概念が変わった
セミナーでもコンサルでもある程度実績を残し、順調にキャリアを歩んでいたのですがコンサルではできないことが出てきた。
それは契約していないor契約前のお客様と接点が持てていないことだった。
弊社の体制上、営業とコンサルが事実上組織としては分かれおり、
・契約までは営業
・契約後はコンサル
と、分業していたため課題を持った多くのお客様と接点を持つためには今まで嫌いであった「営業」という職種に足を踏み込まないといけないことに気づいたのである。
当時、営業対応は全くしたことが無いわけではなく、営業部の先輩と何回か同行はしていたが、「営業」を本業にすることは考えられず、コンサルと営業の二足のわらじを履くことにした。
ただ、営業をスタートして結構すぐに見えてきたこととして、
『営業とコンサルの違いって何だ?』と思い始めたのです。
というのも、営業をしている中でもコンサルと同様の対応をしていたのである。
コンサルの期間が長かったので自然と、
「御社が今一番直さないといけない課題点はココでそれに対してこの施策を優先的に行うべきです。」
こういったコンサル対応をしていたのですが、これが結果的に喜ばれ、受注ができてしまったのである。
最初は、たまたま取れたものと思っていたが、今思えばクロージング力も大事だがコンサルティング力でも顧客満足度を高められ、受注につながることができたのである。
このあたりから僕の中にあった営業に対する固定概念が完全に崩壊し、営業=押し売りから「営業=コンサル」に考えが変わったのである。
つまり、この時に冒頭に話した「売る」という営業の概念から『コンサル』という概念に変わっていき、実はお客様に貢献できる職種になるのではないかと気づきました。
5: 営業プレイヤーからマネージャーへ
2016年後半、社内の体制変更で営業ユニットという組織が立ち上がり僕は本格的に営業に異動しました。プレイヤーでは各Qで設定される目標を右肩上がりで達成していき、その後ユニットのリーダーまで昇格しました。
プレイヤーの時は、とにかく多くのお客様と接点をもち、今もなお仲良くさせて頂いているお客様もいたりして、コンサルとして課題解決をできる機会が多くとても楽しかったです。
ただ、リーダーになった数カ月後、「営業マネージャーにならないか?」という相談をもらいました。当時プレイヤーとしても充実していたし、学びも多かった中でマネージャーになるかどうか悩みましたが、
最終的になると決めた3つの理由が下記になります。
・20代のうちにマネージャーを経験してみたかった
・属人的な営業組織を変えたかった
・「営業=コンサル」という概念を持った営業チームを作りたかった
この理由を叶えたく僕は営業マネージャーになることを決意しました。
※マネージャーになった後の取り組みについてはもっと長くなるので、
別のnoteで詳しく話そうと思います 笑。
6: 僕が営業マネージャーとして果たしたいこと
マネージャーになってから1年半経過し、いろいろなことが見えてきました。現場の課題・教育・業務効率化などマネージャーになって初めて考えることや視野も広がり、失敗も多く経験できたので、今では若いうちにマネージャーになって良かったと思っています。
若いからダメじゃないのか?と思われるかもですが、若いながら考えつくことや現場の課題感にも直感的に感じられることがありますし、僕自身マネージャー経験が無いので固定概念に縛られず様々な情報をスポンジのように吸収しマネジメントに活かせる点はある意味メリットだと思ってます。
また、弊社は若いマネージャーが多く文化としても本当に良かったです。
そんな僕が、今果したいことはただ一つ。
社内含め世の中の人にもっと「営業」のことを好きになってほしい
おぃおぃ営業嫌いな兄ちゃんよぉ。ようそんなことが言えるのぉ。
と思われるかもしれないですが別にそれは間違えではないのでいいです 笑
が、嫌いだからこそ、この営業の悪い固定概念をぶっこわし、もっと素晴らしい営業の姿を気づいてもらいたいのです。
お客様を不幸にさせる営業スタイルは変えていき、
「営業は課題解決集団であり事業成長に貢献するパートナー」になるべき。
そう。僕が伝えたい営業はもっと「新しい営業のカタチ」なのです。
7: 営業のカタチは時代と共に変わるべき
僕の持論を述べていると中でも、
近年、世の中の営業に対しての人気は下がってきてるらしいです。。(https://nikkan-spa.jp/1462289)
おそらくノルマとか精神的にきつそう・・・などの理由があり営業が敬遠されているかもしれないですが、「営業のカタチは変わり始めている」ことをお話したいと思います。
※企業の規模感やジャンルによって営業スタイルは本当にさまざまです。
ただ、私としてこう変わるべきだと考えお伝えします。
例えば、よくあるケースとして、「売る」ことが目的となっていて契約後に「営業から言われた事と違うぞ!」なんて言われるケースがあると思います。
これは顧客満足度を下げた受注をしていますね。
今後このように顧客満足度を下げてまでも「売る」行為を目的にすると、後に情報が回り回って企業のブランディングにも影響が出てきます。
分かりやすいところで言うと企業名をGoogleで調べるだけでも情報出てきますし、「あの会社どう?」とお付き合いされたことがある人に聞けば口コミで評判が分かってしまう世界です。
じゃあどう変わっていくのか?
簡単な話です。
お客様にも喜んでもらえる営業活動をすればいいのです。
例えば、
・お客様の中ではまだ気づいていない真の課題を伝えてあげる
・お客様の事業成長に貢献できる提案をする
・中立的な立場で状況を状況を把握しベストなプランを提示できる など
あくまで「売る」を目的としているのではなく、
お客様抱えている問題→事業部課題→企業成長まで視野を広げお客様の事業成長に貢献するパートナーになれば良いのです。
そうです。
薄々なんとなく感じ取れたかもですが、
「新しい営業のカタチ」はコンサルに近いのです。
~まとめ~
さて、ココまでつらつら営業のカタチについて話してきましたが、冒頭にもお伝えした通り、押し売り営業は今だに嫌いです 笑
なので今も「営業」という肩書には少し抵抗があったりします。
ただ、僕はこの「新しい営業のカタチ」を今のチームで実現させ、チームメンバーがこのチームに所属していることが誇りに思い、社内外問わず羨ましい・このチームで一緒働きたいと思われる組織にしたいと思っています。
このようなビジョンはありますが、今はまだ道半ばです。
なので、今年の抱負として2020年に僕は新しい営業組織を確立し、
「営業」という肩書を無くし、新しい営業組織をこの会社で誕生させます。
それが、僕が営業マネージャーでいる意味だと思ってます。
そのために、自チームのメンバーには営業ではなくコンサルとして動いてほしいことを去年から伝えてます。もちろん、コンサルスキルを持った営業という役職は高難易度の役職だと思いますが、ナイルの営業はみんな、お客様の事業貢献のために考えているコンサル営業です。
※30歳を迎えた時にメンバーに祝ってもらった写真
なので、僕はマネージャーとしてTwitterやnoteを用いて社外だけでなく社内も含めノウハウを発信していき「新しい営業のカタチ」に興味を持ってもらえるように今後も発信を頑張っていこうと思います!
2020年年末に書いたこの記事の続きにあたる記事↓
もしも、このnoteを読んで1人でも共感してくれる人がいれば嬉しいと思いますし、一緒に働きたいと思ってくれる人が増えたらなお嬉しいです!
※もしも興味があればTwitterやDMなどでコミュニケーション取って頂けると岸は大変喜びます 笑
以上、営業嫌いな僕が送る第二弾noteでした!長文ではありましたが読んで頂きありがとうございます!
あと少し古いですが社内のインタビュー記事も載せておきますので興味があればどうぞ!
新しい営業の形をnoteで知っていただけるよう取り組んで行きたいと思います!少しでも共感できるよって方いたらお気持ち程度で良いのでボタンを押していただけると今後の励みになります!