【海外記事翻訳】反芻思考の悪影響、如何にして過去を振り返るか
以下PSYCH YOUR MINDさんの記事の要約(まあほとんどただの和訳)の引用です。
嫌な経験から、反芻思考なしに如何に学ぶか。
嫌な経験は生きていく上でどうしても避けようがなく、遭遇する。
過去の経験を熟考する事で我々は知見を得る事ができる。
しかし過去の経験を熟考することは、しばしば、ネガティブな感情を助長する反芻思考に繋がる。
反芻思考なく熟考していきたい。
AydukとKrossは過去の熟考を1人称視点と3人称視点で行う場合を比べた。
研究の結果から
・1人称視点で過去の経験を思い出すと、ネガティブな感情を助長しやすくなる。
・3人称視点だとネガティブな感情を思い出すことなく、過去の経験を分析できる
ことがわかった。
過去の経験を具体的に思い出して追体験することより、その出来事の意味を考える方が、反芻思考なしに熟考できることに繋がるという仮説が立てられた。
彼らの実験では
ただ過去の辛いことを思い出すように指示されたグループより、過去の辛い出来事が離れた自分に何度も起こるように想像したグループの方が
・怒りやネガティブな感情が起こりにくい
・より抽象的な言葉でその内容を書ける(ただ思い出すグループはより具体的に書く)
・血圧が安定する。
ということがわかった。
またAydukとKrossは、自発的に過去の経験を客観視する人がとある傾向を持つことがわかった。
・3人称で過去を見る人は、反芻思考をを経験しない。
・彼らは何度も素早く対立を解決する
・彼らは恋人との対立に対してより健康的な解決方法を示し、ネガティブな態度をしない。
これらの研究から、痛々しい経験を思い出すときに3人称視点で考えることは、それを追体験するよりはるかにその経験を分析することができ、反芻思考をすることなしに、過去の経験から見識を得ることができた。
痛々しい過去を思い出すとき追体験してしまうだろうか。はたまた3人称視点で分析できているだろうか。
3人称視点で過去の痛々しい出来事を振り返ってみよう。また新しく違った視点でその出来事があなたの目に映るかもしれない。
引用:REFLECTION WITHOUT RUMINATION: HOW TO LEARN FROM A NEGATIVE EXPERIENCE
https://berkeleysciencereview.com/2011/07/reflection-without-rumination-how-to-learn-from-a-negative-experience/#:~:text=On%20one%20hand%2C%20reflecting%20on%20the%20experience%20is,preoccupation%20with%20the%20experience%20that%20fosters%20negative%20emotion.
反芻思考、まぁ簡単に言うと過去の嫌な記憶とかを思い出してネガティブな気持ちになったりすることですね。
人間生きてれば嫌な経験や辛い経験にどうしても遭遇してしまいます。
しかし、我々はそういった経験や失敗から学んで次に生かさなければなりません。
次の経験に生かすために過去を思い出すのですが、そのたびにしんどい思いをしてしまったらやってられないですよね。
スマブラをやっていく上でも今回の記事のようなことは役立つかもしれません。
スマメイトや大会で負けたことをただ思い出してイライラするのではなく、三人称視点でその試合を見直して、分析してみるのはいかがでしょうか。
また、これはおそらくスマブラに限った話でもないでしょう(当たり前か)
会社で上司からガヤガヤ言われてむかついたり、何か失敗してその都度落ち込んだりしてしまったりする人は、この記事の内容を思い出して、実践してみると良いのかもしれません。
何事もイライラしたところで状況改善にはつながらないです。
感情をコントロール術を身につけていきたいものですね。