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休みの日にも仕事のことばかり考えてしまう同志へ

こちらの記事は、2024年7月発売の小鳥遊著作「『発達障害』『うつ』を乗り越え@小鳥遊がたどりついた 『生きづらい』がラクになる メンタルを守る仕事術&暮らし方」(ナツメ社)の内容に関連したものです。

常に仕事のことが頭から離れない

なかなか仕事がうまくいかないことが多かったときは、常に仕事のことが頭から離れませんでした。休日にジタバタしても仕事は何も進まないのに、です。

土日が休みの場合、金曜日の夜は、それはもうハッピーで「この世の春!」という感じでした。それが、土曜日、日曜日と時間が過ぎるにつれて、月曜日にはまた会社で仕事をしなければいけないと思うようになり、気が重くなりました。よくある話ですね。

仕事を職場に置いていく

そういった悩み、タスク管理をするようになってから本当にキレイに雲散霧消しました。それは、仕事を職場に置いていけるようになったからです。

「仕事を職場に置いていく」とはどういうことか。そもそも、「仕事」というものは実体を持たないので、持っていきようがないのではないかとお思いかもしれません。

「あれが大変だな」「この仕事、どうなるんだろう」といった、心になにかつっかえるものがありつつ会社を出ることが、常に仕事のことが頭から離れず「仕事を職場から持ち出す」状態と考えていただければと思います。

そんな状態から脱却するには、どうしたら良いか。私の実感では、「仕事」を紙などに書きだすことで「実体」を持たせて物理的な距離を取る、という方法が効果的でした。

仕事を紙に書きだしただけでは、根本的な解決にならないのではないか。そう疑問が出てくると思います。たしかにそうだと思います。

ただ、少なくとも、「仕事を自分の頭で記憶していないといけない」という状態を「紙に書きだしたから、記憶していなくても良い」という状態にするだけで相当程度の解放感が得られるものです。これを感じられるだけでも随分違います。

実は、これは「タスクの書きだし」という、タスク管理をはじめる一丁目一番地なのです。私の場合、そこから本格的にタスク管理をやるようになり、「休日や退社後に気にならない程度に」仕事が回るようになりました。

できれば、その第一歩として、仕事を書きだすことをおすすめします。少なくとも「休み明けにやること」を書き出して机の上に置いておけば、プレッシャーは少なくなると思います。


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