見出し画像

謝りグセがどうしても抜けない同志へ

こちらの記事は、2024年7月発売の小鳥遊著作「『発達障害』『うつ』を乗り越え@小鳥遊がたどりついた 『生きづらい』がラクになる メンタルを守る仕事術&暮らし方」(ナツメ社)の内容に関連したものです。

口をついて出てくる「すみません」

日本語って便利なのか不便なのか分からないなと思うことが結構あります。私は、何かにつけて、話し出しのときに「すみません」とつけていました。これ、興味深いことに違和感はないんですね。

とは言うものの、もし相手がのべつまくなしに「すみません」から話を始め続けたら、「いや、全然悪くないから」と思うような気がします。以前に勤めていた会社に「すみません」を連発する社員さんがいました。

取引先から電話がかかってきたときに、別の人が電話に出て代わって最初の一言が「すみません、○○です」と言ったり、

○○さん宛の郵便物を渡しに行ったら「すみませ~ん」と言われたり、

朝、どう考えても挨拶のタイミングなのに「すみません」と言ったり、

本人すごく笑顔で言うのですが、よく考えれば「謝りすぎじゃないか?」と思いました。

「すみません」は「ありがとう」に置き換える

そうした様子を見て、「すみません」を連発するよりは、「ありがとう」を連発した方が良いと思うようになりました。幸い、置き換えても文脈的にはそう不自然じゃなさそうだったので。

言霊とは恐ろしいもので、「すみません」を連発していたときは、無意識に相手に対して自分を下げていたような気がしますが、「ありがとう(ございます)」に置き換えてからは、より友好的な感情を相手に持つようになりました。

もちろん、きちんと謝るべきときには謝りますが、そうでなくてもいいときは、できるだけ「ありがとう」を言うようにしたら、気持ちも比較的上向くようになりました。

本当にささいな工夫ですが、行動を変えることによって気持ちが変わるという、結構素晴らしい効果を得られているんじゃないかと自分で勝手に満足しています。よろしければ、どうぞ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?