《やりくり》生保めし。
生活保護は、持病や家庭の困難さや、
障害ゆえに生活が送れない人のセーフティネットであるが、
もちろん贅沢な生活は送れない。
どんなに田舎で、通院先が遠くても、買い物先がなくても車は手放さなきゃならない。
逐一、通帳を役場に見せなくてはならないため、正直、丸裸にされる代わりに食事代を恵んでくれる制度と考えてもいい。
もちろん、受ける側に非もやましいところもなければ何ら困ることはない。
だが、やりくり上手になる必要はある。
電気代やガス代をいかに抑え、食費を賄うか。
洗濯や掃除に使う洗剤も、能力とコスパのどちらを取るかしっかり考えながら選ぶ。
ちなみに私は親の暴力から逃げてきたため、オートロック物件に住んでおり、
「36.000円までの住宅手当をオーバーされてるので、その分はご自身でやりくりしてカバーしてください。
事情が事情だけに、あばら家に引っ越すようにこちらからは言えませんから…」
と配慮してもらっており、11.000円分ほどはやりくりで捻出している。
電気代通年の平均は、月4,000円。
(夏場は8,000円それ以外は3,000円)
ガス代は月5,000円。
(夏場は水シャワーのため3,000円)
プロパンガスなので基本料金が2.100円と高いのだ。
以前、生活保護で健康体重は難しいかも…
という記事を書いたが、
割と健康状態、精神状態が安定してくれば、1日に1度はこんな食事がとれる。
まあ、これを貧しいと取るか、栄養は取れそうだなと取るかは人それぞれだと思う。
一汁三菜とは言えないが、一汁二菜はとれる。
人間らしい最低限の暮らしを保障する制度だが、うまく使わないと、まず食が破綻します。
せっかく、治療に使える時間まで頂いたようなものなのに、生活の基盤である食にガタツキが出てしまうともったいないかもしれません。
私は身なりがオフィスカジュアルで化粧もしており、ぱっと見は精神障害2級なんてとても見えません。
ナンパもよくされます。
そのせいで、社会福祉協議会からも「しっかりしているくせにウチラを頼ってくるウザいやつ」と怒鳴られたりしたため、私は頼っていません。
が、もし、お金のやりくりに不安のある方は
社会福祉協議会や訪問看護などを頼って、お金のアドバイスを受けるのも有効かもしれません。
こんな書き方をしては不謹慎ですが、生活保護になって、初めてワークマン以外のアウターを買いました。
生活保護になったからと引きこもっていては体力がなくなるばかりだと思い、思い切ってお洒落なアウターを一枚買いました。
正直、生活保護になるまでは車の維持費を含めて10万円で生活していたので、「人間らしい文化的な生活」には至っていなかったのだと思います。
毎食、白むすび一つに味噌一舐めでした。
家庭事情や持病・障害、様々な悪条件が重なり合って、生活保護に私はなりました。
ただ、いただいた保護費を有効活用し、いつか、保護がいらなくなる日まで、(抑うつがひどいときはカップ麺かもしれませんが…)健康的なちょこちょこ自炊は続けていきたいですね。