イグアナの娘
※これはただの記録です。
テレビドラマの感想漫画?が発掘されたので(笑)。
これはイグアナの娘のTVドラマバージョンをご存じの方しかわからない記事です。
そして、母親から痛めつけられていた人にしかわからない記事です。
萩尾望都さんという漫画家の作品。
『イグアナの娘』
私は20歳のときにたまたまヴィレッジヴァンガードで発見。
なんか、不思議な表紙だなと。
それだけで購入。
だが、実際読んでみると…苦しかった。
苦しかった。
母親がいかれている家庭で育っていたら、心が穏やかではいられない漫画。
あれから10ウン年の時を経て、私はあの作品にTVドラマ版があることを教えてもらった。
当時は仕事をしていたけど、PTSDでほとんど歩けなくなり長距離の運転も難しかったため一週間ほど休みが決まっていたから、イッキ見することにした。
主人公のリカちゃんの母親は、リカちゃんが覚えていないような小さい頃に、リカちゃんの首を絞めて殺そうとします。
それを、大きくなったリカちゃんに話してしまいます。
私はあなたを殺そうとしたと。
ドラマ中の暴力をほぼ100%経験していた私は一週間泣き通しで、顔がパンパンに腫れた。
色々書きたいことはあるけれど、そのドラマを教えてくれた方に『見ていて辛かったけど、見てよかったよ』って伝えたくて描いた漫画が出てきました。
日付は書いていないので、もしかしたら続きを描くつもりだったのかなと思います。
ホント、ドラマの内容知らないと『なんのこっちゃ』な漫画ですが、記録として残しておこうと思いました。
暴力だけじゃなくて、『私という生き物』について深く考えさせられたドラマでした。
原作漫画とはけっこう内容が違います。
私の実家と違うのはドラマでは父親が優しいことくらいでした。
壁を見つめてじっとしている母親の姿はまるで私の母と同一人物のようにそっくりでした。
母役を演じていた川島なおみさん…怖かった…。
あんな、豪華なお洋服はうちの母は着ていませんでしたが、そっくりでした…
看病しようとするリカちゃんを突き飛ばす姿。
リカちゃんの私物を容赦なく破壊する姿。
リカちゃんの私物がどこにしまってあるのかすべて把握している気味の悪さ。
あれは、娘のものと自分のものの区別がつかないから、普段から娘の部屋を漁っているため把握しているんですよ。
懐かしいし、恐怖だし。
だけど…、『懐かしい』ならもう『過去』なんだ。
そう思えた。
過呼吸覚悟で紙袋を手に見ていた頃も懐かしい。
色々な人とコミニケーションがとれる、この時代に生まれたことにも感謝です。
ありがとう…♪