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旅の途中。

私はもっと強いと思っていた。

でも、今月はずっと泣いている。

「暴力振るわれない家に生まれたかった」
「いじめを受けたら泣いてもいい家に生まれたかった」
「拗ねたり、怒ったりしても許される家に生まれたかった」

幸せそうな家族を見て、
泣いている子をあやす母親を見て、
胸が締め付けられた。

苦しかった。

子供なら当然泣いたり駄々をこねる。

許されなかった。

代わりに飛んでくるのは暴力と圧力。




私は感情を表に出すことを禁じられていた。

だから、いま、何をしても安全な場所で、泣き喚いている。

酷い、むごいと、泣き喚いている。

2歳の頃から泣けなかった。

笑わなくなった。

子供らしさを奪われた反動が、今、来ている。


両親が病気じゃない家に生まれたかった。

言っても仕方ないけど、それが本心。


まだ、旅の途中。

いつになったら終わるのか…



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