通りすがりのご縁。
金曜日の午前中。
キコキコと自転車を進め、郵便局へ向かっていた。
途中で海辺で漁師さんが網の上に何かを干しているのを目にした。
「お仕事中すみません
これは何ですか？」
「これね、アカモク」
「アカモクってネバネバの？」
「うん」
「どちらで手に入りますか？」
「日曜日にあの小屋で売ってるよ」
「じゃあ、また来ますね」
「うん、よろしく」
こんなやりとりをした。
駅近くのアカモクラーメンがなかなか美味しかった。
食べたかったので、今日10時過ぎに買いに行った。
あれ、誰もいない。
近くのお宅に、
「すみません、この近くでアカモクを売っていると聞いてやってきました。
ご存知ありませんか？」
と訊いたところ、
「売ってる人に電話したるから待ってて」
と。
ありがたい。
しばらくしてアカモクを売っている人が軽トラで登場。
「ごめんねー、10時で店閉めちゃうから」
近くで作業されていたみたい。
解凍して食べる、冷凍アカモクと、
干したアカモクを一つずつ買ってきた。
干したアカモクは、赤だしにいれると美味らしい。
《アカモクとは？》
かつては漁師さんの網に絡まったり、ボートのプロペラ部分に絡まったりして嫌われていた海藻。
潮の流れが変わり、我が町でも大発生！！
ラーメン屋さんがトッピングに使うなど、工夫しながら知名度を上げようと頑張っている。
実は、フコイダンやアルギン酸が豊富で美容にいいスーパーフードと判明し、知る人ぞ知る存在に。
不思議と地元の人に声を掛けると、面白いことになる。
さてさて、このスーパーフード。
赤だし以外にも使い道がありそう。
レシピ検索すると色々出てくるから、試してみよう。