「会ってほしい人がいる」
今は人と距離を取り、静かに暮らしているから、
「ほんといいヤツやから、会ってやってほしいヤツがいるんや」
「ほんとイイ子なの、会ってあげて」
なんて言われることはなくなった。
PTSD治療のため離職する前、というか人と関わっていた頃はたまにこういう話をいただくことがあった。
ただ、前置きをされる。
「すごく太ってるんやけど、〇〇さんなら目ぇつぶってくれるなぁ?
100キロあるんやけどアイツ」
「すごく太ってるけど、とっても真面目でイイ子なの。
100キロくらいあるけど、会ってあげてくれるよね?」
なぜか私は太めさんに甘そうと思われていて、というか「見た目で判断しなさそうな人」と思われているらしく、いわゆる「巨漢」を引き合わせられるのである。
決して太めが好きでも嫌いでもない。
健康被害がない「ややふっくら」なら全然構わない。
だが実際には高血圧、高血糖、血中脂肪過多、膝が悪いなど健康に大きく害が出ていて食生活や生活習慣に非常にルーズな方ばかり。
私は面食らってしまう。
健康意識が高く、体脂肪や筋肉量に気を配りながら生活をしている自分とはあまりにも違うためお断りするしかなかった。
まず食べているものが違いすぎてついていけないことが多かった。
おそらく、「人を見た目で判断しない優しい人」と思ってくださったのだろうけど、身体を壊すレベルで生活習慣の悪い人とお付き合いしようと思えるほど私はお人好しなんかじゃない。
健康的なややポチャや健康的な固太りなら笑って受け入れるけれど…
お人好しに見えると「巨漢」を紹介されるというお話でした。