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実家においてきちゃった友達。

(ヘビさんの写真が出てきます、苦手な方はお戻りを😣)





実家の小屋の裏に、
アオダイショウが住んでたの。

おとなしくって、私が夏場に玄関周りの花や木に水撒きしてると、「…通りたいなぁ…」って顔してこっちを見てる。

「…あ」
視線を感じて振り返り、私は言う、

「もっと向こうの水撒きをするから、今のうちにお通り、青太郎(せいたろう)」

名前も付いていた。

すると、スルスルと家の裏へお出かけしていく。

「いってらっしゃい」

他にも、冬場のメジロたちや(ミカンをやっていた)、ヒヨドリも。

たくさんの野生動物を実家においてきた気がする。


チチオヤはそんな生き物たちを目のフチにも留めない。

私は小さな生き物たちと、まぁ、一方的だろうけど会話をしながら生活していた。


出かける際には、
日向ぼっこしているカナヘビに、
「行ってくるね!」
と声かけて。


青太郎たち、元気に暮らしてるかな?


うちに卵を産んでいた小型のヘビ「ヒバカリ」さん。

水田地帯だから住み着いていたんだよね。無事に赤ちゃんも産まれて、巣立って。ヒバカリさんの子孫も元気かな?

(噛まれたらその命その❝日ばかり❞…という噂から、ヒバカリと名のついた蛇だけど、実は無毒でその上おとなしい。水田を好み、泳ぎが上手な小型の蛇さん)


ホタルがやってきたりする田舎中の田舎であった実家には、野生生物との思い出が沢山ある。

実家に置いてきたのは、チチではなく、たくさんの野生動物たちだったりする。



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