なぜ人は30歳までに死にたいというのか?
キリがいいから?別に20歳でも25歳とかでも良くない?
30歳で人生の楽しみがなくなると思っているんじゃないか?
30歳になるまでに世の中の大体のことを知り尽くせると思っているんじゃないか?
なんやかんや10代、20代は希望を持てている
「30歳までには」と予定を先延ばしにしている時点で本心では「実はまだいいことあるかも」などぼんやりとした自覚のない希望を持っているのだ。それと本当は生きたいという、うっすらとした気持ち。
「死にたい!」という衝動的な気持ちではなく、「希望を持てない、未来に想像ができない、生きてても何もない」ので結果ふわっとした「死んでもいい」。未練がないという言葉がしっくり来る。
10代の時に30歳までに死のうと思った
その気持ちは実際10年以上ほどうっすら続いていた。
何をしていても頭の片隅をふわふわと漂っている感覚。常に頭の片隅にはあるので強い感情の揺れが起こるとすぐに「死のう!」という思考回路に繋がっていた。年を重ねるにつれその思いは強くなっていき、遂には年末の大晦日に年を重ねる事が怖すぎて毎年号泣するようになった。
何が怖いかは言語化出来なかった。
だが、30歳の誕生日当日にその考えはあっけなく消えてしまった。何故なら現に30歳になってしまったからだ。「30歳までに死にたい」という目標が物理的に不可能になってしまった。30歳になったけどなんやかんや生きてる。振り返ってみれば悲しいこともあったけど、楽しいこともないわけではなかった。これからもなんやかんや生きていくのだろうなと。
「30歳までに死にたい」と考える事自体は悪いことではない。毎日は小さな希望の積み重ねで続いている。「近くに新しいカフェができたらしい、来週行きたい」「来月好きなアニメのコラボカフェやるらしい、行きたい」「来年映画の続編が出る、見たい」など欲望のアンテナを立ててそれに忠実になるといい。そうやって気づいたら30歳になっているのだ。
結論
今「30歳までに死にたい」と考えている人は安心してとりあえず犯罪を犯さない程度に自分の欲望に素直になることをおすすめする。