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【ランニング:レース】2024 NYCマラソン(2024/11/3)

レース前

レース前日はコースマップを見ながら道中の補給プランを練りました。NYCマラソンは道中多くの橋を越えますが、それらの橋がアップダウンを生じ、6大メジャーの中で最難関コースと言われる理由にもなっています。

また、終盤37km以降のセントラルパーク沿いの五番街を南下する道、その後41km過ぎのセントラルパーク南側、そしてセントラルパーク内ゴール直前も登り、というランナー泣かせのコースです。

Garmin画面(コース)
Garmin画面(高低差)

最終的には毎回登りの手前でカフェインをとる形で、10kmで黒モルテン、20kmで白モルテン(カフェイン)、27kmでGU塩ジェル(カフェイン)、35kmで白モルテン(カフェイン)に決定。

私はWave1の午前9時10分出走なので、当日は午前5時にブライアント・パーク発のオフィシャル・バスを予約。よって当日朝は午前3時起きw 
ただし、当日深夜にサマータイムが終了(夜中に1時間、時計の針が戻る)する関係で1時間余計に寝れたので体調はOK。カロリーメイト、バナナ、プロテインでの朝食を済ませ、軽くシャワーを浴びて勝負服に。

最近のレースではロンドン・マラソンExpoで作成してもらった自分のネーム入りタンクトップにAmazonで買った日本の国旗シールを貼るのが定番。当日気温は一桁半ばと走るにはちょうど良いか、ちょい寒い気温だったので、アームカバーを装着。下は2xUのハーフパンツにMizunoの360度ポケットのあるランパンとCWXのカーブスも着用。シューズはナイキのヴェイパー2。捨て服上下も忘れずに着用。

地下鉄経由でバス乗り場に着いたのは午前4時45分、そのまま人の流れに乗って専用バス乗車はちょうど午前5時。陸路の場合は遅い時間発のバスでマンハッタン側で待つか(バス移動時も混む模様)、早い時間発のバスで現地で待つか、の二択かと。今年も後者を選びましたが、今年は道が空いていたのかスタート地点には午前6時前に到着、スタートまで3時間以上の待ち時間!

現地では定番のダンキンドーナッツのホットチョコレートを飲みながら持参したバナナ他で追加エネルギー摂取。途中でラン友とも合流できたので一緒に時間潰してスタート40分くらい前に、お互いの健闘を祈ってそれぞれのコラル(スタート位置)に。

その後、最後のトイレに並んでいる間に後ろのコラルのランナーに紛れてしまい、自分の割り当てより2ブロックほど後ろからのスタートに。これもルーティンなので仕方ないのですが、歳のせいか、出ても出なくてもスタート直前にトイレに行かないと落ち着かないものでw

レース

今回は橋の上からのスタート、Fシナトラの「ニューヨーク・ニューヨーク」が流れる中での号砲、脳汁が出ていることを感じながら、他のランナーと共に大声で盛り上がりながらのスタート。天気も見晴らしも良く、最高でした!

昨年はサブ3狙いでしたが、前月のシカゴ・マラソンの疲れもあり、15km地点で早くも心肺&メンタル共に撃沈したので、今年は3時間5分切り(平均キロ4:20秒/km)をターゲットに。
最初はいきなり橋の登り坂、かつ相当な混雑なのでキロ5分近くで徐行走行。下りにさしかかった所でペースアップしてタイムの借金を一部返済。

スタートであるスタテン島を出る最初の橋を渡り切った所でタイミングよく3時間5分の公式ペーサーを発見。彼は私より先にスタートしていたはずなので、ネットタイムで考えれば彼と一緒にゴールすれば私の方がネットタイムが良いはず、と考え、彼の前後を走ることに。結果、この戦略が正解だったようです。

そこからはブルックリン、クィーンズと淡々とペーサーの後ろを走っていましたが、まあまあの集団なので給水所での混雑とペースダウンが気になり、この辺りからペーサーと並走、もしくはその前を走る戦略に変更。

25km前後のクィーンズからマンハッタンに入る橋も鬼門で、ダラダラとした登りが続きます。予定通り20km地点でカフェインを摂取したので身体は覚醒しているはず、と自分に言い聞かせてペーサーと並走。

NYCマラソンの沿道の応援は物凄く、ランナー並み、もしくはそれ以上に真剣に声援を送ってくれますが、橋の上だけは例外で応援無しです。私はレースには必ずShokzを持参し、声援がある場所ではオフ、今回の橋の上の様に声援のないところではオンにしてます。今回も橋の上ではお気に入りの音楽で気分を盛り上げました。

マンハッタンに入ってからは1番街をブロンクスまで北上。30km過ぎ、ブロンクス手前の橋の袂で日本の国旗を持ったラン友さんの応援があり、ここでも何とか自分を鼓舞してペーサーと並走。

35kmから再度マンハッタンに戻ってからは南下、白モルテンで最後のカフェインを注入し、ここも淡々とペーサーと並走。セントラルパーク近くの5番街からは最後の連続登りの修行。ここでも知り合いからの応援を頂き、メンタルが復活。声援のパワーって侮れませんね。

そのまま、ペーサーと並走しつつセントラルパークに。ゴールまで400mの表示を確認後に、道中、ずーーっとお世話になったペーサーの肩を叩いて「Good job! Thank you!!」と言ってスパート。無事にサブ3:05は達成できました!

結果、後半の減速もなく、ほぼイーブンぺースでの完走。コースの高低差を考えると我ながら上出来。完全にペーサー様様でした。

Garmin画面

レース後

NYCマラソンはゴール後、セントラルパークから出るまでに結構歩かされます。ダウンジョグの代わりと考えれば悪くはないのですが、さすがにフルの後はちょっとしんどい。幸い私の住まいはゴール近くのフラット(日本で言うマンション)ですが、ゴール後は30分近く歩かされた気がします。

街中はオレンジのポンチョ+完走メダルのランナーが増え始めてました。当日はメダル持参で食事が無料になったり(シェイクシャック他)、翌日はメダルへの名前&タイムの無料カービングがあったりします。

レース後の最強装備

上記の格好をしていると道行く人から「Congrats!」とか「Well done!」と声をかけてもらえるのはとても心地良い文化です。
来年も駐在が続いていれば絶対にまた走ります。あー、楽しかった!

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