スナップ中に出会った狂い咲き
高校の文化祭で娘を朝から送迎する事に。
迎えの時間は16:00頃ということで、かなりの待ち時間がある。
となれば、この待ち時間を有効活用しない手はない。
なので、久しぶりに長崎県西海市の西海橋まで行ってきた。
天気はあいにくの曇り。
若干日が差す場面もあったけど、とりあえずキョロキョロしながら撮ってきたので今回紹介します。
奥の赤い橋が古くからある西海橋。
手前の青白っぽい橋が新しく建設された第二西海橋。
大正時代に作られた3本の無線塔が見える。
国の重要文化財。
朝から雨が降っていたので人が少なく撮りやすかった。
西海橋の近くには公園があって、橋周辺を散策する事が出来る。
理由は不明。
遊歩道を歩いていくと、第二西海橋の下の歩道を歩くことが出来る。
しかしながら、高所恐怖症の自分には無用の場所。
歩道入口まで近寄るのが精いっぱい。
娘が高い所が得意なので、この場所へは娘とは来ない。
絶対に来ない。
橋の下には吸い込まれるような景色の歩道がある。
足がガクガク。
α6700の手振れ補正は
俺の足ガクガクも吸収する。優秀なカメラだ。
公園には花や緑もあって景観もいい。
遊歩道もちょうどいい距離。
天気が曇りなのが本当に残念。最近週末が天気悪いな。
ちょっと時期が遅かったか。
普段、竹を上から見ることがないんだけど
こんなにモコモコしている。
これもギリギリ咲いてた感じ。
一通り散策して、さぁ帰ろうかと思った時に
ある花に目が止まった。
これ桜では･･･。
何か桜っぽい花が咲いている。
花が咲いている木を見渡すと、他にも2，3か所で花が咲いてる。
いや、季節違うだろ･･･と思いながらファインダーを覗いていると
後ろから知らないおじさんが喋りかけてきた。
「よく見つけましたね。今年は昭和53年以来の狂い咲きなんですよ」
ほぅ･･･
というかお前は誰だ？という気持ちが先行してしまっていたが
なんでも、秋から冬にかけて咲く桜の事を狂い咲きと呼ぶらしい。
そして、以前の狂い咲きから46年ぶりとの事。
ほぅ･･･そうなのか･･･。
で、お前は誰だ？と思っていたら、どうも西海橋公園にあるレストランで働いていらっしゃる従業員の方だったみたい。
きっと、昔から務めていらっしゃるんだろう。もの凄く嬉しそうに話しかけてくる。
とりあえず桜を撮る為にファインダーを再度覗く。
でも彼の話は終わらない。
どうも気が散るので、一旦場所を離れてもう一度訪れる事にする。
まさか桜が見れるとは。
桜という花は何か人を引き付ける力がある。それが2輪程度でも絵になる。
いいな～と思って眺めていたら、後ろから近づいてくる足音が･･･。
「よく見つけましたね。今年は昭和53年以来の狂い咲きなんですよ」
おい。
さっき話したばっかだろ。
ということで、嬉しそうに話すおじさんに気が散って、あまり桜は撮れずに公園を後にしました。
今年は暖かいので、もしかしたらほかの場所でもこういう狂い咲きが確認できるかもしれません。
ファインダー越しに桜の木をじっくり見てみるのも、ちょっとした驚きがあっていいかもしれないですね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
↓高所恐怖症の足ガクガクも吸収する手振れ補正つきの相棒