
特スキの報告+ざっくり日本語学コラム【コーヒーチケットをひとつ。】
特スキ報告
こんにちは!
ななくさつゆりです。
今週のご報告です。
毎週火曜日にお届けしているコーヒーチケットをひとつ。から、『エッセイ 大晦日のかがり火。』が特スキ(特にスキを集めた記事)に選ばれました!
ありがとうございます。
年の瀬に、除夜の鐘を鳴らしたあと。
私が子どものころにいつも楽しみにしていた大晦日の深夜のイベントの話です。
かがり火のそばで行き交う人たちの情景をお楽しみいただけます。
お茶を飲んでほっとひと息つきながら振り返るように、そのときのことを語っていくのが、『コーヒーチケットをひとつ。』というエッセイ集。
ぜひ、読んでみてください。
7本のエッセイが無料で読める【無料版】もありますので、手始めにこちらからお読みいただくのもおすすめです!
ちょっと読み返したのですが、無料版ではじめたばかりの頃の内容と比べると、今はもうだいぶ私個人のディープでパーソナルなところも語るようになっているなと思ったところ……。
一個人の語る現代をゆるく過ごす情景のエッセイ。
この機会にぜひ。
🎉
連続投稿週が、57週に入りました!

2年目に突入してますますnoteを充実加速させていきたいと思う今日この頃。
ひきつづきどうぞよろしくお願いいたします。
ざっくり日本語学コラム #8
ざっくり日本語学コラム~🎉🎉🎉
レトリックの話。
毎週水曜日のコラム。
2025年1発目のざっくり日本語学コラムです。
今年初ということで、今回は私が勉強中の文体論から、小説執筆につよく関連しながらもなんとなくかいつまむようにしか使えていないアレについて、ざっくりおさらいしていけたらと思います。
アレとはつまり、レトリックです。
このざっくり日本語学コラムは、私の勉強noteでもあります。
学んでいくプロセスをそのまま共有していけるように、ざっくり書いていけたらと思います。
📚
レトリックについての初回である今回は、中村明先生の『日本語の文体・レトリック辞典』から引用し、レトリックの体系というものの表面のさらさらとした部分からまず触れてみます。
作家に限らず、さまざまな日本語の使い手が駆使するレトリックについて、個々の表現を調べて感想を述べることなら、おそらく私でも多少はできるかもしれません。
が、膨大で多様なそれを体系的にかつわかりやすく総覧できるようにするということは、それも研究として文体を扱うという領域でそれをやるというのは、イメージでは理解できても実際はとても困難で、私にとってはまだ雲をつかむかのようです。
本書のはしがきにおいても、
日本文体論学会の前身である日本文体論協会が設立されてすでに半世紀近くになるが、日本語の文体に関する本格的な辞典はいまだに姿を見せない。
と、あります。
私が文章表現について知るにあたり寄り辺としている中村明先生の著書について、これまで『文体トレーニング』や『文章上達辞典』などをエッセイや文学のハイライト内で紹介してきました。
今回はよりレトリックの分野に踏み込んだこの本のいちばーん後ろの方にある、「日本語レトリック体系一覧」を手始めに触れてみたいと思います。
📚
本書によると、レトリックとは以下の2種に分かれ7つの原理があるとされています。
展開のレトリック
1.配列の原理
2.反復の原理
3.付加の原理
4.省略の原理
伝達のレトリック
5.間接の原理
6.置換の原理
7.多重の原理
そして、この原理にもとづき様々なレトリックの技法がまとめて紹介されてあるのが本書というわけです。
このそれぞれの原理については、今後本コラムにてひとつずつピックアップしていきたいと思っています。
私の文章表現を磨くためにも実際に学んだことを書き留めてこのnoteに綴っていきたいですね。
最後に、『文体トレーニング』から「レトリックとは何か」について言及してある箇所を引用してしめくくりです。
「レトリック」ということばは文章のうわべを飾るまやかしの技術といった、虚飾のにおいがしみついている。だが、真正のレトリックは的確な表現を選び、あるいは考え出す行為としての方法のすべてなのだ。
厚化粧をしたデコラティヴな文章の時代は終わった。レトリックは今、もっとも基本的な表現技術としてよみがえる。
さて、今回のざっくり日本語コラムは以上です。
いつも以上に引用だらけな回だったような。
ともあれ、ひきつづきお付き合いくださいませ。
📚
さて、今回も読書について懲りずにあの絵画の引用をもってしめくくりたいと思います。

制作年:1890-1891年 所蔵:東京国立博物館
文字を見つめることは、こんなにも人の眼差しを透明に、無私なものにするものなのか
読書玄人の方も、普段は読書なんてあまりしないという方にも。
皆さまに晴れやかな読書体験を。
では、今回もざっくり日本語学コラムでした。
今後も継続してざっくり文章表現について語ってまいります。
ぜひ、スキやフォローをお願いいたします。
それでは、今日もよい一日を。
……あ!
近々、お知らせがあるかもしれません!
ななくさつゆり
おすすめ記事
いいなと思ったら応援しよう!
