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【備忘】HGUCリックドム改修

HGUCリックドムの制作時に行った改修について、後でドムを作る時に同じ工作をするための私的な備忘録です。

傑作キットの気になった箇所

  • 肩アーマーと胸部の隙間

  • 肩アーマーのヘタリ

  • 股関節の腿側ボールジョイントの抉れ

  • 足首の関節のヘタリ

  • 胸部と腹部のバランス

  • 腕が長い

  • 膝関節の可動域拡大と膝アーマー

肩アーマーと胸部の隙間の解消

可動範囲確保のためだろうが肩アーマーと胸部の隙間が大きい。見た目のよい関節がチラ見えするのならソソるが、現状ただの接続軸が見えるだけなのでなんとか詰めてみる。

黄色で塗った箇所は平面でない

そもそも上の写真の黄色で塗った箇所が平面でないのでヤスって平にする。
そして肩アーマー側には下記の改修を行った。

肩アーマーのヘタリ対策

肩アーマーは胸部から出ている丸棒軸を通すタイプでヘタってくると位置を保持できず回転してしてしまう。
そこで後から渋みを調整できるよう肩アーマー内部の赤いパーツに軸を設けて胸部と肩の球体パーツを仲介するような構造に変更した。
その際、軸を元の位置より1mm下に設けることで肩アーマー位置が上がり胸部とのラインが繋がるようにしている。

肩の赤いパーツに注目

股関節の腿側ボールジョイントの抉れ対策

ボールジョイントをやめて3軸ロール関節に変更する。

グフカスの股関節を移植

関節の移植スペースを丁寧にくりぬきスペースを確保。位置決めは元々のボール軸となる位置を目安にする。高さは後からなんとでもなる。

チラ見えしてるパテで埋めた部分が抉れ

これにより股関節軸位置の自由度も上がり、腿を伸ばしたように見せられるし、可動範囲も広げることができる。

足首関節のヘタリ対策

今回改修しているキットが10年以上前に組んだものなので関節の保持力が無くなっていた。

右側がヘタったドム

上の写真のように脛の中に足首が潜り込んでしまい可動範囲も狭まってしまっている。
ここは保持力をキープするより、元々不要な可動範囲と判断しスペーサー(最終的に3mmに決定)を設けて可動範囲を狭めることにした。

スペーサーをかます
脚も延びたように見える

胸部と腹部のバランス変更

私の好みの問題で腹部と胸部のあいだを0.5mm広げて、腹部と腰の間を0 5mm詰めた。
今回は腹部パーツが接着済みだったため意外と面倒なことになった。今度やるときはもっと楽にやろう。
つーかこれやる意味としては、コクピットハッチの彫り直しでも良いんだな。

無駄に接続を新造してる

また腹部と腰の接続部はすこし後ろに反るような可動域がある。とても素敵な役割を果たすのだが荷重が大きいのでヘタりやすい。今回は惜しみつつもプラ板をストッパーとして貼り込んで可動域を潰している。

腕が長い

肩の位置を変えたのでほんの少し解消している。さらに手首を一回り小さいものにすることで短く見せる。

手首が小さい方が巨大感が増す気がする

膝関節と膝アーマー

膝をもう少し真っ直ぐ伸びた感じにするために干渉する膝アーマーの裏側を1mmほど削り込んだ。膝アーマーが薄くなったように見えるので前面にプラ板を貼って整形したが、形状を整えるのが想像より遥かに面倒だったので無理にやらない方が良いかもしれない。

複数の三次曲面構成なんだな

最後に

実はこいつ自体、ディティール案に詰まって完成していない。いつ再開されるのであろうか?

このままで良い気がしている

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