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トラウマと映画。

元気な時しか映画は見れない。
恋愛映画は見れない。
青春映画は見れない。

筋肉少女帯の"ゴーゴー蟲娘"の歌詞から
あの娘の世界は鏡地獄
どちらを見たってイヤな自分

勝手な解釈だけど、私のトラウマだらけの人生。普通に生きているだけで嫌な記憶に邪魔される。
トラウマの引き出しに触れられるだけでパニックになる私には大好きな映画も漫画も読書も絵を描くことも全てが命がけなのだ。
それでも私が映画を見るのは、一瞬でも現実から私を遠ざけて欲しいから。そして生きていくヒントを助けを求めているから。

大好きな映画、王道だと思われるがミッドサマー。かなり怖いと口コミを見ていたので覚悟してみたが怖いという感情は抱かなかった。
たくさんの映画を見てきたがスっと心に馴染んで花が咲いたような、そして目から涙が止まらない。そんな映画はミッドサマーが初めてだった。
落ち込んだ時、辛い時はミッドサマーをみる。
唯一見れる映画であって、私のお守り。

特に好きなのは性描写だ。神聖なものとして扱われているから下品な感じがない。邦画も洋画も意味のない性的なシーンが多く、このシーンが本当に必要だったのか抗議したくなる映画ばかりだ。もちろんトラウマで性描写のある映画は避けているが。

そんなどちらを見たってトラウマだらけの人生だがミッドサマーはフラッシュバックで苦しみながらも最後まで見ると浄化されたような気持ちにさせてくれる素敵な映画だ。

アリ・アスター監督の新しい作品も楽しみです。

#映画が好き

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