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割り切ったPTAは楽しい

意外に大事で意外に負担になる
「子ども会」とか「自治会」とか「PTA」。
ようはボランティアだ。
それもジャンケンで決まったりして
強制的なボランティア、という納得のいかないシステム。
但し、意外に大事なのだ、PTA。
やってみてわかるが、無くすわけにはいかない。

うちの場合、
立候補者がいなければくじ引きでクラス委員。
任期終わりに、クラス委員の中で投票をして、選ばれた人が次年度の三役になるというシステムで、
つまり三役に選ばれちゃうと、2年役員をすることになる。

フルタイムの仕事をしていない
1人っ子
同居または実家が近い
(家を留守にすることが増えるので)
という人が選ばれるという噂通り、
全ての項目にドンピシャなわたし見事選出。
最近ではパソコンを使える、というのも選ばれやすい。
確かに、自分でも頼みやすい条件を満たしてるとわかっていたので、しゃあないな、と文句はなかった。

もうすぐ三役の任期があける頃、
同じく役員だった人が、しんどかった、とこぼした。
でも、自分はすごくしんどかったのに、
わたしはイヤイヤやってるように見えなかった。
どうして?と聞かれた。

こう言ったら驚かれた。
「立候補もしてないのに投票で選ばれてんで。
あなた達が選んだんやから、助けてや。
仕事が出来なかろうが、失敗しようが、
わたしやなくて、選んだ人の責任やん、
ってくらいの気持ちやったで。」

「そんな気持ちでやってたん⁈」
はい、そうです。
「迷いが無くて決断早いし、楽しそうに働くし、すごいなぁと思っててんけど!」
あ、無責任なだけです。はい。
でもね。
そんくらいの気持ちでええやん?
そんくらいの気持ちだったからこそ、
わたしは抱え込むことがなかった。
迷ったら「やってみよか。あかんかったら、言うて。
その時に考え直そう。」とみんなに言えたし、
分からない時は、ごちゃごちゃ考えずに
バタバタと職員室へ走って先生捕まえちゃってた。
先生に気をつかうのか、案外コレが出来る人がいない。
そして先生は、案外コレをいやがらない。
すぐ聞いてくださるので助かる。
と、言われた。
保護者の方が気を遣ったり深読みしたりして、思いもよらない方向へ向かう事が多いのだと。
実際、ナゾの『暗黙の了解』ルールが色々あって、
意味がわからなかったので、先生捕まえてまとめて質問したら、
「それ、なんですか?なんでそんなことに?」
「そんなん、全然気にしないですよ?」
ってコトばっかりで唖然としたのだ。
ですぐ聞いてくださるので、こっちもききやすい、とも
言っていただけた。

自分が頑張らなきゃ、やらなきゃ、という責任感も無いので、すぐに「誰か手伝ってー!」と助けを求める。
この時、「学園祭の手伝い出来る人!」と、声掛けするのではなく、
「明日と明後日、輪飾り作れる人」とか
「○○買ってきてこれる人」とか
手伝いを頼む最初の段階で具体的な内容を言っていたのが
良かったらしい。
それなら出来る、と、手伝う側の気持ちの負担が軽いのだそうな。

なんでみんな、そんなに重く考える?
所詮素人が集まる保護者会。
あかんかったらあかんかったで、笑い飛ばそうぜ?
来年度に活かせばいいやん?
役員ではなく、
役員以外の保護者が、そうやって笑い飛ばしてくれれば、
わいわい楽しんで出来るのに。
わたしは楽しかったよ。
なんせ、
その年、学校側の色々な事情があったとはいえ、
前代未聞、3年連続役員やったくらいなのだw

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