贈りものをおくる日々 8
9月に誕生日を迎えた友人へ10月に贈りものをおくり、10月に誕生日を迎えた友人へ11月に贈りものをおくる。
だいたい1ヶ月遅れる。いい加減ではなく、良い加減な性格なので仕方がない。
9月に誕生日を迎えた友人のしゅうへい君はカナダのトロントで知り合った。もう10年以上も前のことだ。もうひとりフランスで暮らしているまさひと君と3人でよく遊んだ。
さくらももこ展を見てからちびまる子ちゃんや、エッセイを読みなおし、永遠に2期のちびまる子ちゃんを観ている。
わたしにとってしゅうへいとまさひとは、たまちゃんのような存在でふたりとも頭がいいし、しっかりしていて、だらだらなにか話をする。
政治の話も、お金の話も、基本なんでも話しをする。たまに意見の違いはあれどまあそういう考えもあるかぐらいで終わる。
カナダではほぼ毎日、3人でテニスをしたり、飲みに行ったり、旅行をしたり、クラブへ行ったり、ハロウィンを楽しんだり、クリスマスパーティーをしたり、なんかすごく楽しい時間を過ごした。みんな仕事や大学が17時くらいには終わり、サマータイムは21時くらいまで明るいのでとりあえず集まってなにかしていた。
そしていつからかその3人の中でだれか誕生日の時は2人でプレゼントを買い、誕生日前後で食事に行きお祝いをする。そんな贈りものをおくる日々がを過ごした。
まさひとがフランスに移住し、コロナのこともありそういうギフトの贈りあいは自然となくなった。
それでも少しでもなにかキモチを贈ろうとギフティのサイトからキモチ程度のギフトを探す。
彼はカナダでもよくスタバやティムホートンに行ってたな〜と思いカフェチケットを選び3人のLINEでおくった。
今日はトロントで過ごした慌ただしい日々をちょっと思い出した。