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無数の点をつくる期間
このたび“家庭菜園やってる人”になりました、アニーです。なんでもできる人になるという目標も兼ね備えてやって来た宮津。経験したことないことに挑戦するのが好きなんです。多分、自分にできないことがあることが悔しいんだと思います。小さい頃からとにかく何かに負けるのが嫌で、「私だってできる!」の精神で生きてきました。それはそれは厄介な性格やったと思います、昔は。親戚や友人家族とトランプでババ抜きなんてしようもんなら、ババが回ってきた途端に泣いてましたからね。まだ勝ち目はあるのに、自分がババを引いたということ自体が悔しくて悔しくて。ポーカーフェイスなんてあったもんじゃない。周囲の大人たちにはかなり気を遣わせたと思います。
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そんな極端に尖りまくった負けず嫌いな性格が、成長するにつれて少しずつ角が取れてきて、今ではかなりコントロールできるようになりました。単なる悔しさにリスペクトの気持ちが入ってきたように思います。自分にできないことができる人を見て尊敬する。そして、自分ができるまでの過程や経験が何より大事だと思うようになりました。それぞれのプロフェッショナルから技術を盗んで、“なんでもまあまあできる人”になりたいんだと思います。魚が捌けるようになりたいし、解けにくく解きやすいロープの結び方も知りたいし、パンクの修理も自分でできるようになっておきたい。だから、今回の畑もそう。小さい頃から変わらないこの性格が、この手に耕運機を握らせてくれたのでしょう。
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ありがたいことに、周囲には畑や野菜のことをよく知っている先輩方が沢山いて、初心者には難しい野菜や畑の作り方を教えてくれたり、道具やタネをいただいたり、とても恵まれた環境にいます。そんなプロフェッショナルから知恵をもらって、ひとつ、またひとつと経験値を上げることが楽しいんです。これからの人生の選択肢がどんどん広がってる感じがしてワクワクするんです。
この無数の点がどんな風に繋がるのかは、未来の自分から見ないと分からないですが、分からないからこそ今は点をつくりまくろうと思います。「22歳で移住してきました」と言うとほとんどの人が「可能性でいっぱいやな。若いうちにはなんでもやったらええ」と言います。どうやら"若さ"って無敵らしいです。いま可能性を狭めるべきではないんです。だから怖がらず、"若さ"に胸張って挑戦しまくって失敗し倒そうと思います。そうでした、そう言って私は宮津に来たんでした。
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落ち着こうとすなよ、アニー。
ワクワクし続けるべし。