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パワハラの標的にされていた人達に共通する特徴【タイミング】
ブラック企業の元社員です。
タイミングが悪い。
パワハラを受けやすかった人達に共通する特徴は大体これです。
彼らは報連相を「今!?」というタイミングで行っていました。
報告遅延A氏
「おい、これどうなってる?」
「何でやっていないんだ。大至急やれ」
このやり取りが定番でした。
報告をしないまま案件に火が付いて、大抵このやり取りに行きつきます。
A氏はとにかく報告をしません。
ある時は「すぐやります」と言いつつA氏が帰宅し、翌日火に油となっていた事もありました。
怒号により職場の空気が激重になった中、帰れるメンタルは凄いです。
A氏は敢えて報告しない節もありましたが、報告の遅さから標的にされていました。
A氏のような報告せず爆心地に進むストロングスタイルは、相当打たれ強くないと出来ません。
精神力が普通なら、報告が遅くならないよう入れるのが無難です。
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相談せず炎上B氏
B氏は採用された立ち位置に対してスキルが少々下回っていました。
周りに相談すれば良いのですが、相談せずに誤った方向へ突き進んでしまうのがB氏の悪いところでした。
その結果トラブルとなり、上司には目を付けられる事となります。
それだけではなく、トラブルの後処理に巻き込まれた一般社員からも心証が悪くなっていました。
上司だけでなく、お局様からも詰められる事となります。
「何で聞かないんですか」
「本当に分かっていますか」
「分かっていないからこうなってるんじゃないですか」
トラブルになってから周りに相談しても手遅れです。
上からも下からも詰められ、最後に見たB氏の姿は孤立無援でした。
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優先順位苦手C氏
仕事をサボらずこなしているC氏ですが、しばしば上司に呼びつけられていました。
耳を傾けると「大至急やれ」との事。
商談フォローが遅れている中、他の仕事の処理を進めていたようです。
C氏は優先順位を付けるのが苦手なタイプでした。
しかし、これはC氏の優先順位だけでなく、上司の指示不足も相まってマイナスの相乗効果となっていました。
貴方の指示不足も大概だろうと思いつつ、説教を横目に見る事が多かったです。
ただ、C氏は凡ミスも多い方だったので、そのミスのカバーで仕事の優先付けも振り回されている印象でした。
その姿も上司の目に止まり、説教はエスカレートしていきます。
上司側の連絡能力が欠けている場合、情報を引き出すコミニケーションを取る必要があります。
ですが、あの酷い空気感で好き好んでコミニケーションを取る社員は殆どいません。
C氏も例に漏れず自発的なコミニケーションを生み出せず、標的にされ続ける日々を送っていました。
C氏はある日突然来なくなりました。
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標的が居なくなり詰んだ私
彼らより報連相のタイミングを読んでいた私は標的としてはセカンドチョイスでした。
待っていたのはファーストへの昇格です。
詰められる日々が始まります。
先人達から学んだのは、報連相のタイミングを読めば標的から多少外れるという事です。
報告相談は、とにかく早く+機嫌の良いタイミングを常に狙って実施。
また、先に怒られるか、後でトラブルになって怒られるかなら先に行けという精神で、指示不足の上司にアレコレ聞きに行きました。
身を削りながら仕事をこなす日々です。
重い空気の中、毎日機嫌を損ねないよう指示を引き出す事がトンデモなくストレスで、睡眠障害になりました。
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タイミング美人を目指す私
タイミングを制する事で、ロックオンされる頻度を減らす事が出来ました。
ですが、それも一時しのぎでしかありません。
味を占めて仕事を次々と追加され、仕事量のパワハラが待っていました。
その後転職し、標的にされる事を恐れる生活から解放されます。
パワハラ回避に使っていたエネルギー分の精神的余力と、人一倍タイミングを伺う癖が残りました。
ネガティブ方向ではなく、いかに最高な仕事のパスを投げられるか?というポジティブ方向に使っていきたい能力です。
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