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宝くじが当たったらこんなブラック企業、即辞めてやる思考
年末が近づくと宝くじ売り場が賑わいます。
皆さんは宝くじを買いますか?
私は宝くじを頻繁に買っていた時期がありました。
ブラック企業で精神を病んだ時期です。
当選して億万長者になれるかもしれない。
理屈では確率は限りなく0だと分かっていても、心が弱った時期に宝くじの魔力が刺さります。
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タイトルの思考、危険な考えである可能性があります。
■希望残高チャージ
宝くじは夢を買うものとよく言われます。
精神が限界に近い人間が買う場合、少し感覚が違います。
手っ取り早く買える希望です。
日常生活が辛い状況では、脱出願望が芽生えます。
奇跡的な事が起きてこの現状から抜け出せないかという願望です。
そこに億万長者の奇跡を1回300円程でぶら下げてくるのが宝くじです。
精神が限界の人間、宝くじが掛け合わさると何が起こったか。
希望が途絶えないよう、当選発表前の宝くじを常にストックするために買い続けるインターバルが生まれます。
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Suicaのように残高が無くならないようチャージし続ける感覚です。
■絶望への転換
当たったら即会社を辞める。
そう考えながら購入するも、当然ながら当たりません。
一億とは言わないから、今週こそは百万円でもいいから当たってくれ。結果を見に行っても、ハズレの表示を目にするばかりです。
これを毎週、毎月と続けると希望と絶望のバランスが逆転します。
当初は万が一でも奇跡が起きるかもしれないと淡い希望を持って購入していました。
しかし現実は過重労働の環境は一向に良くならず、宝くじは一向に当たらず。
ある時期から宝くじ購入に希望感、期待感を全く感じなくなりました。
翌週に控える当選発表が全くモチベーションにならなくなったのです。
その後購入をピタリと止めた時期が、今思うと限界を超えたタイミングだったかもしれません。
その頃に睡眠障害になりました。
■購入依存
脱出願望の捌け口に使うのは良くないという事です。
捌け口の役割を果たしてくれるのは最初の内だけで、効果はすぐ無くなります。
夢を見る余裕がある人が買うべきものだと考えます。
精神的に追い詰められた人間が買うのは危険です。
私は止めるキッカケがありましたが、下手すると購入依存に陥る可能性があります。
今まさにブラック企業で苦しんでいる方は、自分の精神状態と相談しながら購入検討をお勧めします。
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