ブロマンスは奥深く魅力的な香り
1.ブロマンスとは
「ブロマンス」〈Bromance〉とは、兄弟を意味する〈brother〉とロマンス〈romance〉を合わせた造語。特別な絆で結ばれた男性同士の親密な関係を指します。
お互いを認め合う唯一無二の関係や、作品によっては魂の奥深いところで結びつくような強い絆が見られることも。男性同士の心の繋がりを描く作品は古くから存在しており、漫画、アニメ、実写ドラマなど様々な媒体でブロマンス作品が生み出されています。
2.BL（ボーイズラブ）とブロマンスの違い
男性同士の恋愛を描く「BL」とは違い、「ブロマンス」とは非常に親しいけれど恋愛感情がなく、性的な関係ではない男性同士の関係を指す言葉とされています。ですので、片想いであっても少しでも恋愛感情が芽生えれば、その関係はブロマンスとは言えません。必ずしも好意と恋愛感情はイコールではなく、ライトなBLとブロマンスも全く違うもので、このあたりは混同されがちなところです。性描写がない、またはほとんどないライトなBLもブロマンスではなく「BL」です。
3.純文学作品のブロマンスは
純文学には、男性同士の深い絆や友情を感じさせる作品があります。
夏目漱石の『こころ』や
太宰治の『走れメロス』も、ブロマンスの香りがするように思います(あくまでも主観です)
4.少年まんが家の描くブロマンスは
ブロマンスの香りがする少年まんが作品はいくつかあります。
今、気になるまんが作品を紹介
奥嶋ひろまさ 先生の作品
吉沢亮主演の映画ババンババンバンバンパイア (諸事情により上演延期中)の原作まんが家さまです。
『家庭教師の岸騎士です』
岸騎士(騎士と書いてナイトと読む)キラキラネームの家庭教師の先生と生徒の高杉徹くんとの話。ギャグも小気味よくちりばめられています。
5.少女まんが家の描くブロマンスは
少女まんがでは完全にブロマンスを中心に描いた作品は少ないように思います。
『ゆびさきと恋々』のまんが家さま、森下suu先生が、次号の少女まんが雑誌デザート(KOUDANSHA)で、ブロマンス作品を読み切りですが描くと告知がありました。楽しみです。
お知らせ
— 森下suu (@morisita_suu) February 21, 2025
次号予告にありますが、
読み切りをかなり久々に描きました
初ブロマンス初ファンタジー
タイトルは【魔女の教え子】です🧙♂️
次号掲載されますので読んでいただけたら嬉しいです！
※ゆびさきと恋々本編はお休みです pic.twitter.com/HrYC3jGH4C
6.アニメのブロマンスは
『銀河英雄伝説』は、昔の作品なのですが、リメイクされ、最近見てハマりました。これは、小説をアニメ化しています。
ほんとに伝説の名作でおすすめします
7.これからのブロマンス(推測)
推測の域ですが、
文学作品、少女まんが、少年まんが、アニメにおいてもブロマンス作品は増えていくように思います。色々な作家さまがジャンルの垣根を超えて、自由な形で描くことができるだろうし、それが自然である世の中になっていくのだと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございます💐 Thank you for reading to the end.✨