レシートいる?いらない?
皆さんはお買い物をした時レシートもらいますか?お店に捨てていきますか?
私はスーパーマーケットで約10年レジをしていて、今年の4月からコンビニでもレジをするようになりました。
いわゆるレジ業務のダブルワークをしています。
2種の仕事場にて今一番感じるのは、
レシートに対する扱いにかなりハッキリと違いがあることです。
スーパーマーケットではほとんどのお客さんがレシートを持って帰られます。レシートが出てくるのを待ってでも持ち帰る方が多いのですが、コンビニで働くようになってほとんどの人が捨てていくかレシートを待たずに立ち去ることに驚きました。
レシートには購入したものが細かく記載されているため、家計簿をつけている方やレジで間違えてないかを確認したいなどという理由でレシートは必ず持ち帰るという方も多いかと思います。
また「返品」を希望する際必要になることが多いというのも「一応もらっておこう」と思わせる理由になるのではないでしょうか。
でも、そう考えると、どこで買い物をしても同じ扱いになってもいいような気がします。
しかも私の働いているコンビニは病院内にあるということもあってか、お客さんの年齢層はそう変わりがありません。
また、私が働いているスーパーマーケットのレシートにはクーポンがつくようなことはないのですが、コンビニでは無料券や50円引き券がついていることもあるのです。つまりはコンビニの方がレシートをもらっておくメリットが多いのです。
それでも受け取らず捨てていくのは圧倒的にコンビニのほうで、セルフレジにおいてあるカゴはすぐに捨てられたレシートでいっぱいになります。
しかし、今回私が話題としてみたいのは、その違いではないのです。
レシートがこれだけ捨てられているということの「無用さ」を考えたら紙がもったいないなということなのです。
スーパーマーケットでだけ働いていた時はまだまだその必要性を感じていたのですが、コンビニでは印字したそばからただただ捨てられていくレシートを毎日ごっそり捨てるだけ。
ふと考えてしまいました。
レシートに使用している紙っていったいどのくらいの量なんだろう?
調べてみましたらちゃんとわかるのですね!
「全国で1年間に消費されるレシート用紙の量はなんと約5.4万トン!A4サイズのコピー用紙が1枚4グラムとすると5.4万トンはコピー用紙135億枚ぶんになります」(「スマートレシート」より引用)
ええっ!す、すごい量だー!
さらにさらに
「年間に全国で販売されるレシートロールの数は、なんと2.4億ロールにもなります。この数を1ロールの長さ(63m)で掛けると、全長は1,512万キロ!赤道の長さ(約4万キロ)で割ると、なんと地球378周分にもなるのです」
「年間に全国で販売されるレシートロールの数2.4億ロールを一般的な価格(400円)で掛けると年間に販売されているレシートロールの金額はなんと960億円!いつも何気なくもらっているレシートにも、店舗は多くのコストを負担していることがよくわかります。」
お金のことは考えていませんでした。
大変な金額です!!
それを右から左にただただ捨てている現実・・・
やっぱりもったいないなあ・・・
電子マネーやコード支払いをした場合、その合計値だけがスマホなどで確認ができますが、レシートのように詳細すべて載せるようにすればいいのではないかとも考えましたが、これはすべての人がスマホや携帯をもっているということが前提になります。
そこで、こんな対策を考えてみました。
●お客さんにレシートの有無をうかがう。
「レシートはいらない」と言われたら印字したものを発行しない。
●もともとお金がかかっているのだから
レジ袋のように有料にする?
お財布にただただ保管しているお客さんもよくみかけます。
そのために素敵なお財布が変形していたりして・・・
何の疑問も持たず存在していたレシートですが、
そのあたりまえを見直す時代になってきたのではなかろうか。
そんなことを今日も働きながら考えたのでした。