【御書印はじめました③】青猫書房(東京都北区)
御書印めぐりに行ってまいりました。
今回は東京都北区にあります、
子どもの本「青猫書房」さんにお邪魔しました。
ステキな建物だなあ!と思っていたら、JAPAN WOOD DESIGN AWARD2017ウッドデザイン賞受賞されたのだそうです!わあ!すごいー!
少しお店がわかりにくい場所になるかもしれませんが、
ひっそりとした住宅街にあり、隠れ家をみつけたような嬉しさがあります。
ここにまずアクセス情報を載せさせていただきます
東京都北区赤羽2-28-8 TimberHouse1F
JR赤羽駅から徒歩10分くらい
地下鉄赤羽岩淵駅から徒歩12分くらい 専用駐車場なし
03-3901-4080 火曜日定休日 正月、夏季休暇あり
10月ー3月 11:00から18:00
4月ー9月 11:00から19:00
日曜日(通年)11:00から17:00
絵本原画展をしていることがお店の壁にありました。
原画展や写真展、絵本展などほぼ毎月開催されているのだそうです。
バッハのカノンが静かに流れていました。
早速うっとりとリラックスしてしまいました。
窓からの光も優しく、お向かいさんの建物もいいなあ。
お子さんが夢中で絵本を読んでいました。
大人の方の出入りも結構あり、ちらりとみたら小さいお子さん用のものなどをみていらして、プレゼントかなあと思ったり・・・
児童文学のコーナーも充実していました。
私はこどもの頃、絵本も読まなかったし、児童文学もまるで手に取らないようなこどもでした。こういう世界があることを知らなかったのです。
自分のこどもたちに読み聞かせをしたことで知りました。
我が子への読み聞かせは、幼い頃の絵本からはじまり、図書館に毎日のように通いました。住んでいた区では一人30冊借りることができたので、それこそ3人の子供と自分とで120冊借りるようなこともあり、自転車が何度もパンクしました。
子供たちは読み聞かせをすごく喜んでくれて、私もすごく楽しくて、毎日その時間が楽しみだったくらいです。
でも、こどもたちは読書が好きな人たちにはなりませんでした。
それどころか、児童文学に移行するような時期に、全くといっていいほど本を読むこともなくなり、娘などはつい最近まで「本読むのは嫌い」とまでいっていたのです。
でもわたしはあまり残念には思っていませんでした。読書好きになって欲しくて読み聞かせをしていたわけではなかったということもあるかもしれませんが、とにかくあのこどもたちと物語を共有して心が満たされたこと、そしてそれがとにかく楽しかったという思い出がもてただけでも本当にありがたいことだったと感じています。
3人のこどもたちは皆20歳前後となり、
お友達や人とのかかわりが楽しいという人になり
働き方や生き方についていつもワクワク考えているような人になり
もうこれ以上望むことはないという人になってくれました。
それを考えたとき、
もしかしたらたくさんの「ものがたり」が
彼らの生きる力になっているのではないかなと思えてくるのです。
また、娘はやりたいことが広がるにつれ、本を読む必要にせまられ、
たくさんのつながりを経て「面白い本がたくさんありすぎて時間がたりない!」と言うようになりました。
あんなに嫌い嫌いと公言していたくせにと思うと、笑ってしまいます。
本の力ってすごいなと思います。
わたしは40代後半に「ゲド戦記」などにはまり、こどもの時に出会いたかったなあと思うととともに、いや、その時はたして自分はこの物語を面白いと思ったのかなあとも考えました。
こういう児童文学を面白いと思って次々に読んでいくようなお子さんというのはどんなお子さんなのかなあ。
猫さんの本ばかりを集めたコーナーもありました。
「猫棚」というそうです。
あ!次男が一時期とても大好きだった「ルドルフとイッパイアッテナ」シリーズがある!そうか、あれは猫の話だったんだな。
どうしてそんなに次男がおもしろがるんだろうと思って、わたしもその当時読んでみたことがあります。とても読みやすい文章だなあと思ったことが印象的でしたが、内容はなかなか複雑なような気がしました。息子はどういうところに共感したり、もっと読みたいと思っているんだろうと考え、こどもがおもしろいと思うことをこの作者はよくわかっているんだなあと、妙に感心したりしました。
この日もちょうどイベントの日で、奥の部屋で催し物がされていました。
たくさんの人がいてとても楽しそうな雰囲気でした。
赤ちゃんや幼児対象の絵本読み聞かせの会も毎月開催しているのだそうです。(ちなみにトイレにはオムツ交換台があります)
ヴァイオリンコンサートも定期開催しているのだそうです!お子様もご一緒に大丈夫だそうですよ!いいですねえ!
楽器の生演奏って本当に感動しますよね!
行ってみたいなあ!
いろいろなイベント、これからもチェックしてみたいです!
こちらのお店では
絵本を中心に児童書などは約5千点常備されているそうです。
また、こどものためだけでなく、おとなのための本もいろいろ揃っていて、欲しい本がたくさんありました。
また、私はマリー・ホール・エッツの絵本がすきで、「もりのなか」などもひさしぶりに手に取り、読みふけりました。
お父さんが息子の気持ちに寄り添うところが好きです。
そのあとたまたま手に取った本がこれで、
あ、これもお父さんと息子だなあなんて思いました。
お父さんが息子のことを心底かわいいと思っているっていうことが私はすきなのかなあなんて思えてきました。
クマのプーさんの話、わたし実は全く知らなくて、
恥ずかしながら、ずっとディズニーのキャラクターくらいにしか思っていなかったのです。
こどもたちに読み聞かせをした時、「こんなふうなお話があったんだ」と気づいたくらい。だから、プーさんだけでなく、その仲間たちのお話などもあったなんてとびっくりしました。
この装丁の「プーさん」は初めて見ました。
自分の宝物としてこの本を買おう、と思いました。
宝物にふさわしい装丁ですよね!中も挿絵が豊富で全体にカラーで美しいんです!プーさんの挿絵、大好き!大事にしよう!
さて、肝心な御書印はといいますと・・・
猫の印が青いのもいいですね。
「絵本から自動文学に続く ゆきて帰りし物語」
今日の自分、まさにそうでした。
これからも児童文学たくさん読んでみたいです。
この日はイベントに使われていた奥のお部屋にはいけなかったのですが、
奥のお部屋はお庭をみながらお茶できるのだそうです。
帰り際にお店の外からお庭のほうものぞいてみました。
もう少しあたたかくなったらまたお邪魔して、
ここでお茶を飲もう!と思いました。
お邪魔しました!
また来ます!