日本の美術が面白い!茶の湯の世界がもっと知りたい!

画像1 竹茶杓 銘「泪」千利休1591年安土桃山時代 抹茶を容器から茶碗にうつすための道具。1591年に秀吉に切腹を命じられた千利休が最後の茶会のために自ら作ったものです。現在は徳川美術館にあり、毎年利休忌にあわせて特別公開されています。なぜ切腹になってしまったのか真実は謎のままらしいのですが、朝顔を全て切ってしまった利休の、激しいこだわりの強さを感じるエピソードも交えて、いつも考えさせられてしまいます。利休の弟子・古田織部は利休の死後長方形の窓を開けた筒をつくり、これを利休の位牌がわりにしたといわれています。
画像2 待庵 安土桃山時代 2畳 国宝 秀吉に命じられて千利休がつくったとされる、現存するなかでは日本最古の茶室。もともと利休の自宅にありましたが、死後妙喜庵にうつされたといわれています。国宝に指定された茶室は3つしかありません。あとの二つは大徳寺龍光院の「密庵」、有楽苑にある「如庵」です。国宝茶席三名席と呼ばれています。待庵には照明はありません。連子窓と呼ばれる窓からの光と室内の暗さのバランス、天井の角度など計算された美の工夫が隅々までこらされています。わび・さびの考え方そのものを形にしたような建造物です
画像3 先日都内の日本茶のお店でお抹茶をいただきました。目の前でたててくださり、いいなあ私も出来るようになりたいなあと憧れました。以前浜離宮庭園内にある茶店でいただいたお抹茶もとても美味しかったなあと思い出し、また行きたくなりました。

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